こんにちは、十三在住のアラフィフライターです。

毎日毎日暑いですが、こんなときはひんやりスイーツがいっそうおいしいですよね、

先月末、阪神百貨店１Fの食祭テラスで行われていたアイスクリームバケーションというイベントで、とってもおいしいジェラートに出合ったので、実店舗に行ってきました。

店名は「ジェラート屋オオジ」。各線天王寺駅のそばにある、バス停「あべの橋」から住吉車庫行きに乗り「王子町」で降りたらすぐ目の前、阪堺電車東天下茶屋駅からは徒歩３分、大阪メトロ御堂筋線昭和駅から徒歩15分くらいの場所にあります。

ジェラートの専門店で、イートインも可能。2～3人掛けのソファがひとつ、カウンター席２席、屋外にも２席ありました。

この日のフレーバーは以下の10種。みるくとチョコレートが定番で、他は季節替わりで、夏のジェラートも都度入れ替わります。スイカ、ブラッドオレンジ、マンゴー、ブドウはシャーベットで、ほかがジェラートです。

シングル400円、ダブル450円はカップ、コーンから選べ、トリプル550円はカップのみで提供。

このコーンはダブルでも食べやすそうで、写真映えもしそうです。

でも食いしん坊な私が選んだのは10種盛り！ジェラート屋さんで全種盛りははじめてみました。３口サイズのジェラート10種がロゴ入りのかわいいカップに詰め込まれています。

定番人気No1はみるく。成分無調整の脂肪分の高い牛乳や生クリームを使っているそうで、ミルキーな甘さはあるものの、後味がスキッとしていて、のどに残る甘さがありません。

私が一番おいしかったのはキャラメルナッツ。なんとアーモンドやクルミを石窯で香ばしく焼いてからプラリネと合わせてジェラートにしているそうで、ジェラートと一体化しているとは思えないほど、ナッツの香ばしさが際立っていました。

ジェラートを作っているのは、大仙古墳の近くにあるピザ屋さん「ウイングチップ」に隣接したたジェラート屋さん「ラドルチェビータ」の職人さん。ピザ屋さんの石窯が使えるらしく、石窯でナッツをローストできるそうですよ。ジェラートの一素材のために石窯を使うなんて贅沢ですね。

続いてのお気に入りは、ピニャコラーダ。ジェラート職人さんが好きなカクテル・ピニャコラーダ（ココナッツリキュール、パイナップルジュース、ラム酒を合わせたもの）を、そのままジェラートにしたんだとか。ココナッツの甘さにパイナップルの酸味、ほわっと香るラム酒の組み合わせが抜群！このカクテル、知らなかったけど飲んでみたいなと思いました。

驚いたのはチョコミント。ミントはエッセンスではなく本物のフレッシュミントをたっぷり使っているとのことで、これまで食べたことあるチョコミントとは一線を画すミントのフレッシュ感！これ「チョコミントって歯磨き粉の味がするし」と苦手意識を持っている人にこそ、食べてみてほしいフレーバーでした。

もうひとつ、驚いたのがスタウト。箕面ビールの黒ビールを使ったジェラードなのですが、黒ビール特有の黒糖っぽい甘さがありつつ、後味にホップの苦みがじわ～と広がってきます。なんの説明もなく食べてもビール味だとすぐわかる再現度がすごい！

まだまだ驚きは続きまして、フルーツ系のシャーベットも、フルーツそのものの味の再現度が秀逸なんです。こちらのお店のコンセプトである「素材の味をそのまま」「旬のものをおいしく」というコンセプトがまっすぐ伝わってきます。

スイカは皮近くの青っぽい風味も感じられたり、ブドウは皮ごと使ってキレイな色と、皮と実の間にあるおいしさを閉じ込めたり。手間暇かけて、フルーツをそのまま食べたときの味わいに近づけているそうです。

「おいしいものを突き詰めた結果、鮮度がいいものにたどり着いた」と、食材はできるだけ近隣から取り寄せ、地産地消のジェラート屋さんを目指しているそうです。

今は夏っぽいフレーバーが並んでいますが、秋になると栗やチョコレートのフレーバーが登場予定とのことです！

ジェラートの10種盛りは未知なる体験でしたが、１フレーバーが３口分くらいなので余裕で食べきれます。店主が「濃厚な甘さというより、素材そのままの優しい甘さ。後味のキレを大切にしている」とおっしゃってた通り、べたべたとした甘さがないため、食べやすいのかもしれません。

持ち帰り用のカップジェラートもあるので、おいしかったフレーバーをおうちでリピートしてもいいですね。

予約制のアイスケーキも素敵でした。

しばらく暑い日が続くはず。のんびりした下町ムードが漂う王子町まで足をのばし、ひんやりスイーツで癒されてくださいね。