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【大阪・肥後橋】バラ園のお散歩と合わせて楽しみたいバラ尽くしのアフタヌーンティー

西倫世ライター(大阪市)

こんにちは、十三在住のアラフィフライターです。

今回ご紹介するのは間もなく1周年を迎える京町堀のホテル「voco大阪セントラル」のバラ尽くしなアフタヌーンティー。

靭公園のバラ園から徒歩6分、中之島公園のバラ園から徒歩22分の立地にあることから、バラの見頃に合わせてバラのアフタヌーンティーが5/18(土)からはじまりました。

まずは「voco大阪セントラル」について。「voco」はIHGホテルズ&リゾーツのプレミアムブランドとして2018年に誕生、世界中にホテルを展開するなか、2023年5月に日本初進出しました。竹材を使用したアメニティやルームキー、ペットボトル不使用のリターナブル瓶で提供されるミネラルウォーターなどサステナブルな取り組みも積極的に行っている、イマドキのホテルです。

アクセスは大阪メトロ四つ橋線・肥後橋駅7号出口から南へ徒歩3分、四ツ橋筋沿いにあります。

1階奥の壁面には大型のアート作品が飾られています。「綿雲が浮かぶ街の記憶」と題した八木仁志氏の作品で、大阪の街並みの写真をコラージュして、旧京町ビルを復元しているそう。見れば見るほど不思議な気分になるコラージュ作品なので、じっくり眺めてみてくださいね。

バラ尽くしのアフタヌーンティー「ローズガーデン」が味わえるのはホテル1階にあるカフェ&バー「LOKAL HOUSE(ローカルハウス)」。

まず、いただいたのはウエルカムドリンクのモクテル「ローズガーデン」。モモのシロップをトニックウォーターで割ったノンアルコールのカクテルで、食用のバラ・ベルローズが散らされていて、なんとも華やか!アフタヌーンティーへの期待が高まります。

続いてテーブルに運ばれてきたのが3段のティースタンド。鳥かごモチーフでかわいい!

1段目にドンと鎮座するのは、今回の看板スイーツ「バラ香るライチムース」。

ほんのり甘くてフルーティーなライチのムースをツヤツヤのフランボワーズソースでコーティング。

中にはライチジュレとフランボワーズソースが隠れていて、ナイフで割ると、中からソースがぶわ~っと流れて出てきます。

生クリームはローズウォーターで香りづけ。バラ、ライチ、フランボワーズが三位一体となった、主役感満載の華やかなスイーツです。

2段目のプレートに並んでいるのは、国産ローズペーストを使用したローズ型のクッキー「ローズサブレ・ポッシュ」、ローズの花びらをローズ風味のジュレに沈めたグラスデザート「ローズペタルジュレ」、プランターに見立てたガナッシュケーキにバラのエディブルフラワーを飾った「プランター ~ヘーゼルナッツとアプリコット~」、マスカルポーネクリームをローズ型に絞った「ローズカップケーキ」、パッションフルーツソースとチョコレートのガナッシュ「ボンボンショコラ パッションフルーツ」、バラのシーリングスタンプ型チョコをのせた「カヌレ」の6品。

私が印象的だったのは「ローズペタルジュレ」。ペタルはフランス語で「花びら」の意味。ピンク色のジュレの中に、真っ赤な花びらが舞っている様子がなんとも美しい。

ローズシロップとローズウォーターを使った、ちゅるちゅるのジュレは、しっかりバラのフレーバーが感じられました。

ちなみに今回のアフタヌーンティーのスイーツは、20代の若きパティシエ2名が中心となって考案したとのこと。キラキラした目でケーキの説明をしてくれる様子がまぶしかったです。

ティースタンドの3段目はセイボリー。ローズペタルのシロップ漬け・クロテッドクリームを添えたスコーン、生ハムと和風クリームチーズのタルト、春キャベツのテリーヌ仕立て、ローストビーフサンドウィッチセイボリーの4品が並んでいます。

スコーンに添えられているローズペタルのシロップ漬けは、一見すると柴漬けのように見えますが、噛みしめるとバラの香りがふわり。クロテッドクリームもとても濃厚ですっごくおいしかったです。

タルトはネギ味噌クリームチーズを詰め、生ハムをバラのようにトッピングしていたのですが、このネギ味噌クリームチーズの塩味が絶妙で、たくさん甘いものを食べるアフタヌーンティーのセイボリーとして最高の役割を果たしていたように感じました。

海老やズッキーニを包んだ春キャベツのテリーヌにはピンク色のソースが。これが何かシェフに聞くと、ローズペタルを使ったタルタル風ソースとのこと。

バラ尽くしのアフタヌーンティーがあると聞いたとき、食材として身近ではない、調理のアレンジ方法も限られていそうなバラを主役にアフタヌーンティーを作るって難しそうだなと思っていましたが、ローズシロップ、ローズウォーター、ベルローズを使うだけでなく、食材の飾り方、色合い、いろんなところにバラの要素が散りばめられていて、創意工夫ぶりに感動しました。

ウエルカムドリンク以外のドリンクは、コーヒー、アメリカ―ノ、カプチーノ、ラテ、エスプレッソ、そしてドイツ生まれの最高級紅茶ロンネフェルト。

ロンネフェルトは10種以上のフレーバーが用意されていますが、1杯目はぜひ「ローゼンテーミットブルーテン」を。バラの花びらをふんだんにブレンドした紅茶で、カップに注いだとき、優雅な香りが広がります。

最後にアフタヌーンティー「ローズガーデン」の概要をまとめます。

期間:2024年5月18日(土)~6月30日(日)の土曜・日曜限定
価格:6,000円(税サ込)各日限定20セット
場所:1Fカフェ&バー「LOKAL HOUSE(ローカルハウス)」
提供時間:13:00~16:30(最終入店)、90分制

予約は前日まで。電話かWEBサイトから申し込んでくださいね。
電話/06-6445-1100(受付10:00~17:00)
WEBサイト/
https://www.tablecheck.com/shops/voco-osaka-lokal-house-restaurant/reserve

「voco大阪セントラル」から徒歩6分の場所にある靭公園のバラ園
「voco大阪セントラル」から徒歩6分の場所にある靭公園のバラ園

なかなかお目にかかれないバラ尽くしのアフタヌーンティー。バラが見頃を迎える5月~6月末の週末限定です。バラ園の散策と合わせて、とびきり優雅なひとときを過ごしてみてくださいね。

ライター(大阪市)

大阪在住のフリーランスのライター。コーヒーと甘いものが好きなので、カフェを中心に、気になるお店の情報を発信します。

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