【カメラマンの相棒】#16 メルセデス ベンツ ミディアムクラス (S124) 徹底整備で新車レベル
注文色のエゲートグリーン 所有11年
今回ご紹介するのは1990年式メルセデス・ベンツ300TE(S124)にお乗りのタクさんです。
エゲートグリーンという珍しい注文色を纏ったこのクルマ、購入してから11年目とのこと。
タクさんはフォトグラファーとして活躍され、海外のファッションやジュエリーブランドとのお仕事が多いといいます。
高身長でスタイル抜群のタクさん、なんと前職はモデルなのだとか。
撮られるうちに撮る側に興味が湧いてカメラを手に取ったと語ります。
買ってすぐにAT故障 ドイツの機械が好き
大学時代に初代プリメーラを2台乗り継ぎ、結婚後は奥様の実家から譲り受けたホンダのアヴァンシアを経てこのクルマに行き着きました。
ご自身が中学生くらいのときに憧れていた90年代のクルマが欲しいなと考えていた折、たまたまこのグリーンが目に入り、購入に至ったとのこと。
当初はコンディションがあまりよろしくなく、買ってすぐにATが故障、30万円ほどかかったそう。
古い機械式のモノが好きだというタクさんは、趣味用にライカのM5というカメラをお使いです。
ドイツ製品ならではの長く使うことを前提とした高い工作精度に惚れ込んだとのこと。
共通点は「操ってる感」 壊れる前に整備
ライカのレンジファインダーという機構からのマニュアル感は、自らの感覚が研ぎ澄まされ、写真を始めた頃の気持ちに戻してくれのだとか。
この点が古いメルセデスならではの「操っている感」と共通しているようです。
製造から34年経ったとは思えない美しいボディからは、しっかりと整備されていることが伺えます。
パーツ供給に不安がある部分など、壊れる前に先手を打った整備を意識づけているのだとか。
派手さこそないものの、メルセデスらしい質実剛健さが魅力の一台でした。