【男性更年期障害】最も簡単に男性ホルモンを活性化する方法!パフォーマンス力を上げるには赤色が効果的
疲れが取れない、やる気が出ない、集中力が発揮できない」……。そんな時には、色のパワーを取り入れてみることはいかがですか?今回は、赤色が集中力と男性ホルモン・テストステロンの分泌に及ぼす効果についてお届けします。
赤色が集中力とホルモンバランスに及ぼす効果
誰もが知っている「赤色」。この色に秘める力を知っていますか?
活力的な象徴ともされる赤色は、わたしたちの感情、行動、さらにはホルモンバランスまで左右するパワーを持っているんです。
たとえば、ネクタイひとつでも、色で相手にあたえる印象はガラリと変わります。赤いネクタイといえば、トランプ元大統領のトレードマークとして印象が付いている方もいるのではないでしょうか。赤色は集中力を引き立て、自分の存在を相手に強く印象づける効果があります。信号機の「止まれ」の赤色なども、人の集中力を引き立てて、注意を喚起する効果があるわけです。
興味深い研究結果として、イギリスのサンダーランド大学による調査を紹介しましょう。それは「テストステロンが高い男性ほど、青より赤を選ぶ」というもの。この研究では、赤色を好きな色と選んだ学生たちは、青色を選んだ学生よりも男性ホルモンのテストステロン値が高いという結果が得られ、赤色が男性ホルモンのテストステロンの分泌に影響を及ぼすことが明らかにされています*。
出典:Farrelly, Daniel, Owens, Rebecca, Elliott, Hannah, Walden, Hannah and Wetherell, Mark (2013)Competitors who choose to be red have higher testosterone levels. Psychological Science, 24 (10). ISSN 0956-7976
赤色はスポーツや日常生活にも影響
赤色の影響は服装だけでなく、日常生活やスポーツにも及びます。カナダ・コンコルディア大学の研究では、赤色のスポーツカーに乗ることで唾液中のテストステロン値が急上昇したという結果が報告されています*。
出典: Testosterone drives men to buy fast cars(2009)
また、赤色はスポーツの世界でも役立っています。イギリス・ダラム大学によると、2004年のアテネオリンピックでは、ボクシングやレスリングの競技で赤色のユニフォームを身につけた選手が10〜20%も勝率が高いということが確認されています。ダラム大学のRobert Barton博士によると、赤いユニフォームを着ることで、テストステロンの分泌が通常よりも高くなることが分かっており、赤色によって気分が上がることも勝率に影響を与えていると考えられているのです。
出典:https://www.researchgate.net/publication/7839836_Psychology_Red_enhances_human_performance_in_contests
男性更年期症状に赤色の力を取り入れてみる
厚生労働省の調査によると、テストステロンの低下によって起こる男性更年期による不調は40代で3割以上、50代では4割以上が経験しています。年齢と共に変化してくる体や、ストレス過多な環境で生き抜くために、赤色の力を活用することは一考の価値があります。
服装にワンポイントでも赤色を取り入れたり、赤色のインテリアをオフィスや家庭で見えるところに置くこともおすすめです。集中力や活力を日常的に保つ助けとなることが、科学的にも証明されています。
自分にとって、赤色が健康維持や活力アップにどのくらいの効果をもたらすのか?実際に変化は実感できるのか?ぜひ自分自身で実験してみてくださいね!
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永田京子