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実は見た目以上に簡単なんです。”高見え”するねじりタイプのネックウォーマーの作り方

neige+ 猪俣友紀手芸講師/ハンドメイドクリエイター

先日に続き、今回もファーを使ったアイテムを紹介します。

ちょっと変わったデザインの「ねじりタイプ」

私も実際、店頭で売られているのを初めて見た時にどうやって作ってるんだろうと。。。商品を手にし、縫い方をジーーーっくり研究した記憶があるくらいなので、作り方の興味を持たれる方も多いのではないでしょうか?

実際には作り方はとっても単純で、それなのに”高見え”しちゃうというおしゃれなねじりタイプのネックウォーマー

更にはリバーシブルで使えると言う点も嬉しいアイテムなので是非今シーズンたくさん活用いただけるように早速作って楽しんでいただけたら嬉しいです

ブログでもこの時期人気のレシピで、公開したのは2014年ですが、今でもアクセスがとても増える時期です

【動画あり】冬の1番人気レシピ♪ファーのリバーシブルネックウォーマーの作り方

この度動画が追加されました。こちらでは紹介しきれない資材の紹介もありますので、是非合わせてご購読いただけますとお役に立てるかと思います

今回紹介するネックウォーマーの作り方はYouTubeでも紹介しています。先に確認してからみたいわという方は是非こちらから先にどうぞ。

画像だけだとわかりにくいわ。。。と言う方は、縫い方のコツなども丁寧に紹介していますので、是非動画もお役立て下さいね!

基本サイズ:たて約20cm 首周り約63cm

早速完成サイズの紹介です

こちらは基本として紹介していますが、首元に空間が少ないぶん、頭からかぶる時に少しキツくなります。ヘアスタイルなどを気にされる方は、次のゆったりサイズがお勧めです

例えば、今のような乾燥する季節ですと喉の保温に就寝時に身につけられる方も多いかと思います。その場合はこちらの基本サイズや、頭のサイズに合わせて首周りのサイズを変えてみてもいいかと思います

ゆったりサイズ: たて 約22cm  首周り 約73cm

こちらは基本サイズに10cmプラスして、ゆったりサイズで作っています。

裁断の目安になるサイズはありますが、ファーが中途半端に余ってしまうと使い道に困ると思いますので、臨機応変にサイズを変えて作ってみて下さいね

今回は、3枚の生地を使って紹介します。

動画で紹介する際に、合わせるのに使いたかったジャガードニットの生地(画像左下)が足らなくて、別のニットを足しました。

縫い合わせたサイズが65cm(基本)になるようにします

「準備するパーツ」


ファーやボアなどお好みで、合わせる生地はジャガードニットなどの収縮する素材
画像のようにはぎ合わせて作る場合は少量はウールやネルなどを使用してもOKですが伸びないので最小限にされた方がいいと思います。
*基本サイズ:たて22cm  よこ65cm  各2枚 (画像のニットは52cm +15cm)
*ゆったりサイズ:たて24cm  よこ75cm 各2枚

続いて、使用するミシン糸の紹介です

普通布用の糸ではなく、ニット用のレジロン糸を使用します。動画の中でも紹介していますが、びっくりするくらい違います。ミシンの針はニット用でなくても11号針で大丈夫です。

伸びる素材に合わせてミシン糸を変えないと、ニットが伸びず大変なことになります。当時初心者だった私はそれを知らずに作って大失敗しました><

これから作られる皆様には「まぁ、これでなんとかなるでしょう」と私のように安易に始めて、結果失敗して後悔しないように先にお伝えしておきますね

ファーの毛の向きがある場合は、方向に気をつけてニットを重ねましょう。この画像では毛は下側に向かって流れています。

布を繋いで仕上がりと同じようにする場合、右側に少量の生地を重ねるようにします

<ポイント>

まち針で留めてもOK!ですが、ファーに埋もれてミシンで針を踏んでしまうことがあるので、もしお手持ちにクリップがあればそれを使っていただき、ない場合はまち針を浅く止めるようにして下さい

こんなふうに、返し口だけわかるように、別のクリップで留めておくといいですよ。だいたい6cmもあれば十分です。

縫い合わせの縫い代は開いておきます

クリップで止めたところを1cmで縫います。この時ミシン目の長さを「3.0」など大きめにしておくと縫いやすいです

マスキングテープなどをガイドにして、目打ちでしっかりファーを内側に入れながらゆっくり縫います

返し口を残して上下縫えたところです。

脇は両側開いています

手を通して反対側のファーを掴んで重ねたところです。この時、180度回転させて布を交互に合わせます

脇の縫い合わせに気をつけながらクリップで止めます

狭くなるので、縫う時はちょっとやりにくいかもしれませんが、布を真っ直ぐにしながらゆっくり縫いましょう

縫い終えたところです

脇の縫い合わせが合ってるかを確認してから、返し口から表に返します

返し口は「コの字閉じ」と言って、カタカナの「コ」をイメージしながら、垂直に縫って閉じると縫い目がほとんどわからないくらい綺麗に仕上がります

あっという間に完成です!

ちょっとだけ合わせた部分がアクセントにもなっておしゃれです。また捻る位置を変えれば見え方も変わってくるので、使うたびに楽しめるデザインです

作り方の紹介画像も少なめなくらい、直線縫いでとっても簡単に作れるので是非作ってみて下さいね!

一般の手芸店でもこのようなファーは取り扱いがあります。合わせるニットも店員さんに聞きながら探してみるのもお勧めです

ただ、ウールやネル生地など、冬素材であっても収縮しない布を選ぶと、ファーは全く伸びなくなるのでキッツキツの仕上がりになります。しかもウールは肌に付くとチクチクして痛いです。これも初心者だった私が大失敗した経験です ><

せっかく作るならば、一発でお気に入りのアイテムに仕上げたいですよね!是非材料購入時の参考にして下さいね

生地選びのポイント!まとめ


・ニット用の「レジロン糸」を使う (ミシンの針はニット用でなくても11号でOK)
・ファーを選ぶときは、リバーシブルタイプでもOK
・合わせるニットは収縮するものを選ぶ
・ウールやネル生地を使用する際は最小限に

YouTubeではミシンを縫うときの手元や、目打ちの使い方なども動画で確認いただけます。初心者さまにもわかりやすい動画を心がけていますので是非お役立て下さい

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週末の土曜日に定期的に公開しています。

ブログでは資材の紹介もありますので、是非合わせてご購読いただけますとお役に立てるかと思います↓

【動画あり】冬の1番人気レシピ♪ファーのリバーシブルネックウォーマーの作り方

最後までお読みくださりありがとうございました

手芸講師 猪俣友紀

ほぼ毎日更新ブログ「neige+手作りのある暮らし」

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手芸講師/ハンドメイドクリエイター

2005年から『neige+手作りのある暮らし』ブログを運営。Webショップ作品紹介の他、バッグ、ポーチ、手作りマスクなどの作り方を公開中。9年間の手芸店講師を経て、2016年からはヴォーグ学園で講師を務め、現在は独学で身につけた”きれいに仕立てる縫い方のコツ”をYouTubeやInstagramなどのSNSを活用し、初心者向けに丁寧に音声解説紹介しています。近著に「猪俣友紀のミラクルハンドメイド定規BOOK」「端ぎれ&布耳で作るバッグと布こもの」(主婦と生活社)/「はじめてでもすてきに作れるバッグのきほん」(西東社)/「猪俣友紀(neige+)の仕立てがきれいな大人バッグ」(ブティック社)他

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