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救急外来受診前の選択肢 自宅で受診「オンライン診療」など3つの方法 #専門家のまとめ

高垣育薬剤師ライター、国際中医専門員

インフルエンザや新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっています。発熱や咳などの症状が出て受診したくても、いつものクリニックがお正月休み。そんな困ったときには救急外来を受診するという選択肢のほかに「オンライン診療」を受診する方法など3つの選択肢があります。

ココがポイント

「ナビイ」は(中略)全国の医療機関・薬局(中略)オンライン診療を実施している医療機関を検索することもできます。
出典:保健医療局

オンライン診療を利用する皆様へ 正しく安心してご利用いただくために知ってほしいこと
出典:東京都保健医療局

病院へ行く?救急車を呼ぶ?迷ったら#7119
出典:総務省消防庁

こども医療電話相談 発熱、頭をぶつけた、嘔吐、けいれんなど判断に困ったら#8000
出典:厚生労働省

エキスパートの補足・見解

祝休日や夜間などで近隣の医療機関が休診しているときに頼りになるのが救急外来ですが、自宅で受診できる「オンライン診療」という選択肢もあります。

メリットはなんといっても病院に行くことなく自宅にいながら受診できることです。

受診に必要なことは3つです。

① スマートフォン、PC、タブレットなどの情報通信機器

② インターネット接続が可能な環境

③ 本人確認書類(マイナンバーカードなど)

これら3つがあれば誰でもどこからでも受診し、薬を受け取ることができます。ただし、オンライン診療が利用できない場合もあります。詳細は先述の「ココがポイント」の2つ目をご確認ください。

もしオンライン診療できる医療機関が見つからなかった場合には「#7119」や「#8000」を活用して、必要な場合は救急外来を受診します。緊急を要するときにはためらわずに速やかに救急外来を受診することがすすめられます。

薬剤師ライター、国際中医専門員

2001年薬剤師免許を取得。2017年国際中医専門員の認定を受ける。調剤薬局、医療専門広告代理店等の勤務を経て2012年にフリーランスライターとして独立。薬剤師とライターのパラレルキャリアを続けている。愛犬のゴールデンレトリバーの介護体験をもとに書いた実用書「犬の介護に役立つ本」(山と渓谷社)の出版を契機に「人」だけではなく「動物」の医療、介護、健康に関わる取材・ライティングも行っている。

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