プチ家出、現実逃避、ひとり旅に最適!「東京から2時間圏内の温泉地」5選
「ああ、もういやだ!」「ここから逃げ出したい」「今はひとりになりたい…」
誰でもそんなネガティブな気分に陥るときがあるだろう。そんなときこそ、ひとりでの温泉旅(=ソロ温泉)に出かけてみてはどうだろう。
思い立ったら気軽に非日常の世界を味わえるのが、ソロ温泉の魅力。実は筆者も妻とケンカしてそのまま温泉へ出かけたことも一度や二度ではない。いわゆるプチ家出である。
そんなときは、朝、自宅にあるタオルを1枚かばんの中に忍ばせて家を出る。そして電車に乗り込み、1、2時間後にはお気に入りの温泉につかる。やさしい湯につかれば、苛立った心も落ち着くものだ。
ふらっと出かけるという意味では、短時間の移動で到着できる温泉地は使い勝手がよい。
そこで、今回は東京に絞って、都心から約2時間以内で到着できる温泉地を紹介する。なお、「約2時間」はあくまでも目安。出発地や乗換待ちなどの時間は厳密に考慮していないので大目に見ていただきたい。
越後湯沢温泉(新潟県)
東京駅から新幹線で約70分。新幹線に乗り込んで駅弁でも食べていたら、すぐに到着する距離。しかも、駅を降りたら徒歩圏内に温泉宿や入浴施設が点在する。『雪国』の作者である川端康成も入浴したとされる共同浴場「山の湯」は源泉かけ流し。お酒が好きなら駅構内にある「ぽんしゅ館」がおすすめ。新潟の全酒蔵の代表銘柄を唎酒できる。
伊東温泉(静岡県)
東京駅から特急で約105分。全国屈指の源泉湧出量を誇る東伊豆の名湯。熱海や箱根は観光客が多く、ひとり旅は肩身が狭いが、伊東温泉まで来れば、落ち着いた滞在ができる。源泉かけ流しの宿も多く、共同浴場の湯めぐりも楽しい。歴史的建造物である東海館をはじめ、文化的な観光スポットや飲食店が多いのも魅力。東海館では日帰り入浴もできる。
湯河原温泉(神奈川県)
東京駅から湯河原駅まで特急で約75分。湯河原駅からバスで約10分。山海の自然と食べ物に恵まれた歴史ある温泉地。近くの箱根や熱海と比べて静かな温泉地なので、ひとり旅には向いている。日帰り入浴は一部の旅館のほか、源泉かけ流しの「惣湯テラス」などで楽しめる。宿泊の場合、高級旅館が多くて全体的に相場も高めだが、宿泊施設の数は多いので比較的リーズナブルに泊まれる宿もある。
まえばし駅前天然温泉・ゆ~ゆ(群馬県)
前橋駅から徒歩2分の駅前温泉。東京駅から新幹線を使って80分の距離で、プチ旅行気分でふらっと出かけるには絶好の立地にある。電車移動できるのもうれしい。湧出量は毎分455リットルと豊富なので、駅前という立地にもかかわらず、源泉かけ流しを実現している。緑色をおびた湯は、よく温まる塩化物泉。食事処でビールとご飯に舌鼓を打てば、いやなことも忘れられるかも。
飯坂温泉(福島県)
東京駅から福島駅まで新幹線で約100分。飯坂電車に乗り換えて約20分。飯坂温泉の終点に温泉街が広がる。鯖湖湯をはじめ共同浴場が充実しているのも魅力。数百円で湯巡りを楽しめる。宿泊する際でも風情のある小さな旅館から大型旅館まで数多くそろうので、ひとり旅でも自分の好みや予算に合わせて選べる。
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