全国的に名の知られている縁起菓子「伊勢名物の赤福」。お伊勢参りをする方をはじめお土産として買う方の多い人気の和菓子です。

以前は賞味期限の短さから販売地域でしか購入できなかったのですが、2020年から冬期（10月上旬〜5月下旬）のみ、赤福のお取り寄せができるになったのはご存じですか？

製造元の赤福さんでは赤福の他にも毎月１日だけ販売される朔日餅（ついたちもち）をはじめ、ぜんざいや羊羹なども販売されています。今回ご紹介する2021年に発売された伊勢名物赤福の「白餅黒餅」も人気商品の一つです。

シンプルな白い包装紙に包まれた白餅黒餅。赤福さん公式サイトの説明によると、こちらは「天地人」をイメージしているのだそう。白餅の白は天（雲）、黒餅の黒は地（稲穂）、そして右肩にある赤福の赤いロゴが私たち人として表現し、我々人間が天地の恵みを受けてこの世に存在する恵みに対する感謝の意が込められています。

白餅黒餅の原材料名等の情報は下の通り。原材料、栄養成分表示共に冬期の情報です。夏期は内容が少し異なります。

包みを開くとヘラと説明紙、お菓子の入った箱が現れます。白餅黒餅の説明紙以外は通常の赤福とデザインです。

上蓋を開け、保護シートを外すと白餡と黒餡で包まれたお餅が現れます。白は白小豆の白こし餡、黒は黒糖を使ったこし餡です。

付属のへらを使ってお餅を取り出してみます。

今回は撮影のためお皿に乗せましたが、お餅がとても柔らかくヘラや容器、他のお餅にくっつくため、そのまま頂いた方が良さそうです。

横から見ると、お餅の上に餡がかぶさっている様子。

頂いてみると優しい甘さでくせのない白小豆を使った白餅と、強めの黒糖風味がインパクトのある甘めの黒餅をそれぞれ楽しむことが出来ます。２種の餡に包まれたお餅はとろけるように柔らかくよく伸びます。

黒餅は宝永の時代を経て明治のころまで作られていたお餅で、白餅は平成から令和にかけて手掛けたお餅とのこと。このひと箱で江戸から令和に続く味の移り変わりが楽しめるのが面白いですよね。

ショート動画（42秒）でもお菓子の質感を撮っています。購入される際のご参考にどうぞ。

最後に今回ご紹介した白餅黒餅の購入方法です。

白餅黒餅の販売店舗は以下の通り。

白餅黒餅は赤福さん公式サイトからもお取り寄せが可能です。賞味期限は工場出荷日（発送日）を入れて３日。各日個数限定でお取り寄せ可能期間は冬期のみになります。

また、赤福や白餅黒餅をお取り寄せしなくても販売地域以外で購入できる方法がもう一つあります。それは赤福さんの催事。赤福さんの公式サイトにある「期間限定 出店情報」というページには全国での出店情報が書かれています。

現在出店で「赤福と白餅黒餅」を販売しているのは下の地域。お近くで購入できそうな場合はこの機会にいかがですか。詳しくは公式サイトをご覧ください。

• 2月28日〜3月1日
  　東京駅 （東京都千代田区）グランドキヨスク東京店、ギフトキヨスク東京ギフトパレット店、プレシャスデリ東京店、ギフトキヨスク東京店、ベルマートキヨスク丸の内中央ビル店
• 2月29日〜3月5日
  　東武百貨店池袋店 （東京都豊島区）8階催事場「第5回　47都道府県にっぽんのグルメショー」
• 2月29日〜3月6日
  　東急百貨店たまプラーザ店 （神奈川県横浜市）地下1階ジス・ウィーク（中央催物場）「美味お取り寄せ」
• 2月22日〜3月5日　トキハ本店 （大分県大分市）8階催事場「全国うまいもの大会」
• 3月1日〜3月7日　リウボウインダストリー （沖縄県那覇市）6階催事場「春の全国うまいもの祭」

今回ご紹介したお店とお菓子
赤福
白餅黒餅　1,100円（税込）