神社でコンサート!? そうなんです。ここは、調布を代表する由緒ある神社、「布多天神社」。

以前、「神社のなかにカフェがある!? 布多天神社境内で味わう本格コーヒー「スクナビコナ コーヒー」」で神社の境内にある素敵なカフェを紹介したことがありましたが、この神社は、おいしいコーヒーで訪れる人を癒してくれるカフェが時々開かれるだけでなく、今の梅の季節には、神楽殿をステージにしたピアノコンサートが楽しめるのです。

それも無料で。予約する必要もなく、ふらりと訪れるだけで聴くことのできるコンサートです！

去年梅まつりに行って素敵な時間を過ごすことができたので、今年も開催を楽しみにしていました。早速初日に聴きに行ってみました。

初日の2月19日の演奏者は、調布市内にある桐朋学園音楽部門を卒業した演奏家の酒井萌音さん。曲の解説なども交えながら、第1部は5曲、第2部は6曲を演奏してくれました。

曲目はステージ左側に掲示されていました。私の好きなドビュッシーの曲が2曲もあり、嬉しかったです！

梅まつりコンサートで使われているピアノは、ドビュッシーが愛用していたといわれるベヒシュタイン。ドビュッシーは「ピアノ音楽はベヒシュタインのためだけに書かれるべきだ」という言葉を残しているくらいです。

うっとりするような、耳に心地よい音色にすっかり癒されました。

神楽殿の両脇に、360度に音が広がる特殊なスピーカーが設置され、ピアノの音色は神社内のどこにいても聴くことができます。

他の人とソーシャルディスタンスを取りながら、また、梅の花を愛でながら音楽を楽しむことができて、とても素敵なコンサートだと思いました。

梅まつりコンサートは、演奏者が毎日変わり、2月27日（日）まで毎日行われます。第1部が12:30〜13:00、第2部が14:00〜14:30と毎日2回の開催です。

また、梅まつり期間中は、普段は立ち入り禁止となっている境内裏の梅林も解放されます。ゲゲゲの鬼太郎が棲む森としてアニメにも出てくるという場所です。

オオサカズキやコウメなどの梅の花がきれいに咲いていました！

ピアノの生演奏を聴いて、音楽は人を癒す力があるなと再認識しました。やはり生演奏は素晴らしいです。お時間が合えば、ぜひ聴きに行くことをおすすめします。