世間はオリンピックで盛り上がりまくっておりますね。寝不足になってる、という方もちらほらいらっしゃるのではないでしょうか。がんばれ、日本！ というわけで、今回は個人的に金メダルを差し上げてもいいのではないかしら？ と思ったお店をご紹介します。だって京都市内の中心部で、京都らしさが詰まったミニ会席を、お庭を見ながらいただけて、1,300え〜ん（トーカ堂の社長風にぜひ）という驚きのお値段なんですもの。では、どうぞ。

こちらが「松粂」さんの店構え。右の暖簾をくぐって中へどうぞ。最寄り駅は地下鉄烏丸線五条駅から北西へ徒歩4分、350mほど。周辺にコインパーキングがありますので、お安いところを探してみてくださいませ。私は30分200円のところに停めました。

写真奥右手が入り口になります。入り口から入りますと、まずこちらのカウンター席になっております。６〜7席あったでしょうか。お一人様はここで、という感じになるのでは、と。そして奥（写真手前側）に進みますと。

このようなテーブル席が用意されております。ちなみにこの写真左奥が1枚前のカウンター席になりますよ。さらにここを通過して進みますと。

このような座敷席が用意されております。床の間もありましてエエ雰囲気どすえ。ちなみにこの写真も座敷席奥から撮っております。そんでもって、この座敷席から見えるのが！

あら風流。こちらのお庭となっております。「松粂」さんですが、ランチタイムはワンメニューになっておりまして、オーダーせずとも座敷に座ってのーんびりしてますと、さほど待つこともなく、やってきました。

お昼のミニ会席1,300円です！ パッと見でもなんかエエ感じっていうのが伝わるかと思いますが、いかがでしょうか。ラーメン一杯1,000円が当たり前の昨今。このお値段でこれが出てくるのは、予想の斜め上を行く展開と言わざるを得ません。

こちら炊き合わせです。生麩が京都らしいですわね〜。優しい味付けでとてもおいしゅうございますよ。

んで、こちらはサワラの幽庵焼きと出汁巻きのお皿。もうこれだけで日本酒二合はイケるという人もいらっしゃるはず。私もイケます。

酢の物は蟹の身を卵で巻いたもの。これも上品なお味で、暑い盛りにうれしい一品です。

そんでこちらが天ぷらですが、中央右の赤っぽいのがいちじく、左はごま豆腐の天ぷらなんです。ごま豆腐の天ぷら、初めて食べましたが、衣のサックリ感とごま豆腐の食感のコントラストがおもしろく、お味も言うことなしのおいしさ。そんで、いちじくの天ぷらも初めてだったんですが、こちらも「ほほ〜ッ！」と顔がほころぶお味でした。そんで写真撮り忘れましたが、お料理の1枚目、ご飯の左下に写ってる小鉢は、汲み上げ湯葉どすえ。まさにスキなし！ ひと口食べるたびにふむふむ、とうなずきつつ、時にお庭にも目をやりつつ、大満足のランチとなりました！

帰り際に聞いてみると、お店が今のスタイルになってから18、9年ほど経つそうで、元々は何代も続いている仕出し屋さんと教えていただきました。今も仕出しやお弁当のお届けは継続されているのとことでしたよ。お料理がおいしかったのはもちろん、お店の方々のかしこまりすぎない、でも心配りの行き届いた接客で、とてもいい時間を過ごすことができました。京都観光に来たなら、是非ものでオススメのこちら。ランチは予約も可能なので、確実に食べたい方は予約してから行ってみてくださいね〜。