こんにちは、ホリデーノートのotoです。今回は、鎌倉にある「浄智寺」へ行ってきました。浄智寺があるのは、JR「北鎌倉駅」から徒歩8分ほどの場所です。大きく賑やかな鎌倉駅に比べて、北鎌倉駅はこぢんまりとしています。

「浄智寺」は山門前から神秘的で魅了される

北鎌倉には、建長寺や円覚寺と言った有名なお寺があり、「浄智寺」はそれらに比べると知名度は低いかもしれません。そのため穴場的存在であり、しかしながら緑深い美しい景色が楽しめるお寺です。

山門前には小さな池があり、その奥には見どころとなっている「甘露ノ井」があります。鎌倉十井ののひとつで、不老不死の効果があるとされていました。

そして目を奪われるのが、小さな池に架かる苔むす石橋。渡ることはできませんが、その奥に緑に囲まれた山門が見え、とても神秘的な雰囲気を醸し出しています。

山門をくぐり、ゆるやかな石段を登っていくと拝観受付があり、300円を支払い境内に入ります。

森林浴にぴったりの「浄智寺」の見どころ

浄智寺では順路に沿って拝観します。拝観料を払いまず目の前に現れたのは、たくさんの緑に囲まれた「鐘楼門」。名前のとおり鐘楼がついた門で、鎌倉ではここだけでしかみることができないそう。上層に梵鐘（ぼんしょう）が吊されています。

鐘楼門をくぐると「本堂」があります。曇華殿（どんげでん）と呼ばれており、御本尊は三世仏坐像。阿弥陀・釈迦・弥勒の仏様は、過去、現在、未来をにわたり願いを聞き入れてくれます。

つづいて見えてきたのが茅葺き屋根の「書院」です。大正13年に建てられたそう。素朴さが返って美しさを引き立てますね。庭園には季節の花が咲き、四季折々で違った風景を楽しむことができます。

境内には竹林も生い茂っています。とても細い竹は「四方竹」。小道が整備されており情緒ある散策が楽しめます。

冒険心をくすぐるトンネルがありました。この小さなトンネルを抜けると、いよいよ「布袋さま」にたどり着きます。

多くの参拝客に撫でられてお腹が黒くなった、鎌倉七福神のひとつ「布袋さま」。お腹を撫でると元気がわいてくるのだとか。福徳円満のご利益があるとされています。

緑深い禅寺「浄智寺」で夏に癒しのひとときを

浄智寺は順序に沿って歩いていくので、見どころを見逃すことはそうないでしょう。見応えはありますが、規模はそこまで大きくないので、所要時間も30分ほど。撮影にもよく使われる山門周辺の風景はやはり美しく、北鎌倉を訪れるなら一度は見ておきたい景色です。

浄智寺
住所：神奈川県鎌倉市山ノ内1402
電話番号：0467-22-3943
拝観時間：9時〜16時30分
拝観料：大人300円／小人（中学生以下）100円
公式サイト（外部リンク）