【京都市】上京区 『平安宮内裏内郭回廊』跡の遺跡と「源氏物語」ゆかりの地を巡る♪
『平安宮』のことを思いながら千本通から東にはいった場所を歩いていると、「源氏物語ゆかりの地」そして「平安宮内裏跡」の看板が掲示されているのを発見しました。
「内裏」とは、天皇が住む場所のこと。儀式や執務などを行う宮殿をさし、「禁中」「禁裏」「御所」などともいいます。
延暦年間(782~806)に造営された平安宮内裏の周囲には「朝堂院」や「豊楽院」、「二官八省」をはじめとした官庁が並んでいたそうです。
内裏南西の「武徳門」の南にあたるとされる「平安宮内裏内郭回廊跡」の遺跡調査は、昭和44(1969)年と同48年に発掘されたことから始まりました。
「平安宮跡 内裏跡・豊楽院跡」と公式には呼ばれるようになった「平安宮内裏内郭回廊跡」。
「枕草子」や「源氏物語」など平安文学の舞台となり、皇后ら女性たちが住んだ「登華殿(とうかでん)」と「弘徽殿(こきでん)」があった場所とも伝わります。
「源氏物語」では、悪役「弘徽殿の女御(にょうご)」がいた場所が「弘徽殿」とし、光源氏と朧月夜(おぼろづきよ)の密会場所として書かれていますよ。
平安宮内裏内郭回廊跡
京都市上京区下立売通土屋町西入南側