【宮城県 松島町】あなたには見える?芸術の秋到来「蓮池弁財尊天」の紅葉水鏡
9月も中旬に入り、少し暑さも和らいできたかなと感じつつも、翌日には気温が真夏日に逆戻り。人間でも体調を崩しそうな、てんやわんやのお天気具合。おそらく、動物はもちろん、植物や虫達も、「!?」こんな記号マークを抱きながら、日々生活をするために奮闘していることでしょう。
そんな状況の中で小さな秋の訪れを発見。
筆者が感じている日本の良き文化の一つ、秋は「食欲の秋」「芸術の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」などなど、'なんとかの秋'という言葉表現の存在。他の季節にも、いわゆる、「なんとかのなになに」という要素は考えつくはずなのに、秋は人々によってヨイショと持ち上げられています。
さて、前回の「手樽海浜公園」ぽこぽこ秋の雲をひとりじめしよう!に引き続き、近場で「芸術の秋」を感じられるおすすめの場所を、改めて皆さんに共有していきます。
今回の「芸術の秋」おすすめの場所は、松島町松島にある「蓮池弁財尊天(はすいけべんざいそんてん)」のハス池です。「ハス池!?」と、やまびこが返ってきそうですが、どうにもこうにも答えは「YES」。早速ご紹介していきます。
その「ハス池」の場所は、「瑞巌寺(ずいがんじ)」境内前の石畳の道を、「円通院(えんつういん)」とは逆方向に真っ直ぐ歩いていきます。ぐんぐん進んで行くと、住宅地側にポンっと出ることが出来ます。すると直ぐ右手に上記写真の「はすいけ広場」が見えてきます。
「はすいけ広場」のすぐ隣が、今回ご紹介する「ハス池」です。
ハスの花の開花時期は過ぎ、代わりに池一面にハスの葉が大きく広がり、その様は自然界の歓迎の儀式のようで、筆者はここで謎の一礼。かなり怪しい動きです。
とても小さな規模の「ハス池」。しかし、煌びやかで華やかな表舞台の「観光スポット」では味わえない風情と、松島町という町に溶け込み、馴染み、町と共に存在している「ハス池」。地元の人々をこの場所で静かに、見守ってくれています。
赤く小さな橋は時間の経過と共に、より一層渋さが増して、非常に味わい深い存在です。
木々の葉は「ふぁ〜。」と、あくびをしながらも、そろそろ黄色から赤に着替えっかな。と、重い腰を上げ始めている様子です(9月14日時点の紅葉の状況)。
そして、注目してほしい部分は「ハス池」の水面!
読者の皆さま「水鏡(みずかがみ)」はご存知でしょうか。地上の景色が水面に映り、まるで鏡のように見えること。それが「水鏡」と呼ばれています。
ここの「ハス池」に生息する木々の紅葉の姿が、静かな池の水面に見事に映し出され、肉眼で見ると非常に美しいのです。もちろん、夜のライトアップで映し出される紅葉水鏡も、とても素晴らしいのですが、日中の太陽光が真上にある時間帯も、なかなかのもの。
(※実際に上記写真は、ちょうどお昼の12時頃に撮影したものです)
読者の皆さんも紅葉水鏡を「ハス池」で目撃してみてください。
さて、今回ご紹介した「芸術の秋」おすすめの場所、松島町松島にある「蓮池弁財尊天(はすいけ べんざいそんてん)」の「ハス池」。既に、昔訪れたことがある方も、是非もう一度、芸術の秋に、美しい紅葉水鏡を体感してみて下さい。
※天候や見る角度によっては、水鏡が綺麗に見えないことがありますが、美しい水鏡との出会いに挑戦下さい。
名称:蓮池弁財尊天(はすいけ べんざいそんてん)のハス池
住所:宮城県宮城郡松島町松島町内(※JR松島海岸駅から徒歩約15分)