クリスマスにサンタクロースからおもちゃのプレゼントをもらい、喜んで遊ぶ子どもの顔を見て微笑ましく感じることもあるけれど、おもちゃが増えて困っている家庭もあるのではないでしょうか

そんな時にはおもちゃを見直すのが一番。そこで今日はクリスマスが終わった今だからできるスムーズに捨てるための声かけを紹介します。

「捨てる」ではなく「卒業」を

それは「捨てよう」ではなく「そろそろ卒業しようか？」です。明らかに長い間遊んでいないおもちゃでも「もう遊んでないから捨てたら？」と言うのはNG。

捨てるか捨てないかは、大人だけではなく子どもも自分で決めたいのです。しかし子どもが捨てることを決意するタイミングを待っていたらいつになるかわかりません。

だからクリスマスで新しいおもちゃが増え、新しいおもちゃに夢中になっている今が、長い間遊んでいないおもちゃを卒業するチャンスなのです。

そこで子どもに「新しいおもちゃが来たから、もう卒業かな？」と声をかけてみましょう。　

卒業を嫌がるようであれば今すぐに卒業しなくてもよいので

「いつかは卒業しないといけないから、またその時考えようね」
「○歳になってから、卒業をする？」

といつか卒業が来ることを知らせておくとよいでしょう。

卒業＝捨てる、ではないことも

我が家の末っ子が小学校2年生の時、電車のおもちゃを卒業しました。その1年位前から、末っ子にそろそろ卒業だよねと話していたので、本人がスムーズに卒業を決意することができました。

「卒業式」としておもちゃを自分でゴミ袋に入れたのですが、

後日もらってくれる人が現れたため、きちんと洗って渡す準備を本人がしました。

卒業といっても捨てるだけではありません。

譲ったり、フリマアプリに出品してみたり、自分が遊んだおもちゃの第２の人生を用意する方法を親子で一緒に考えるのはとてもよいことです。

子どもに「モノの卒業」を経験させよう

ちなみにおもちゃだけじゃなく靴や服も成長が著しい今、サイズアウトしたものは「卒業」という形で手放しやすいからオススメです。

ぜひ新しいおもちゃを手にするこの時期に、今必要なモノ・もう必要ではなくなったモノを考えるきっかけとしておもちゃの卒業を意識する声かけをしてほしいと思います。

子どもには片づけができるようになってほしいと思っている人も多いと思います。「卒業」という形で自分のモノを捨てるかどうか考えることはとても大切なことです。

将来は自分の生活に必要なモノを自分で選び、管理しながら生活を送ることになります。必要でなくなったモノを手放さないとモノは溜まる一方です。

その練習として「卒業」がよいきっかけになるのです。

クリスマスが終わった今、家にもう遊ばなくなったおもちゃがあり困っている人は、ぜひ「卒業しようか？」と声をかけてみてはいかがでしょうか。