【長野市】サルのホネにも個性がある?!14個体のニホンザルの骨を集めた「ホネホネ展」3月末まで開催
だんだん春らしい陽気になり、お散歩が楽しい季節になってきました。
長野市城山動物園は善光寺から徒歩10分で県立美術館にも近く、気軽に足を運べるお散歩スポットとして長年、長野市民に愛されてきた動物園です。
今年度は、開園60周年を記念してさまざまなイベントが催されてきました。
その一つが「おかえり!どうぶつホネホネ展」。
過去に城山動物園で飼育されていた動物たちの骨格標本などを展示しています。
第一弾「アシカスペシャル!!」、第二弾「城山動物園を彩る鳥たち」、2月6日からは第三弾の「ホネのさるやま」を3月31日(木)まで開催中です。
城山公園の中にあり、2021年2月末時点で、33種217点の動物を飼育しています。入園無料なので、ふらっと気軽に立ち寄って動物の姿を見て楽しめるのが魅力。
入園すると、カリフォルニアアシカがいる円形のプール、メリーゴーランドやアラビアンメモリーなどの遊具、長野市民にはおなじみの施設が出迎えてくれます。
カリフォルニアアシカは現在2頭。オスのシュンとメスのドレミが気持ちよさそうに泳いでいます。
今回の「ホネホネ展」の主役、ニホンザル。
城山動物園で最も古いのがサル山だそうで、竣工当時の1958年はサル島と呼んでいたそうです。
サル山を見ていると、人間さながらにそれぞれの関係性があります。
お話をお聞きした職員の岸田さんによると、「サルの世界は、若い娘より熟女のほうがオスからもてる」そうで、なんでだろうと想像するのも面白いです。
ホネホネ展は、園内売店裏無料暖休所で行われています。
ずらっと14個体の頭蓋骨が並びます。同じニホンザルでも、大きさや顔の形などの特徴がさまざま。飼育動物は、死後は全て獣医さんが解剖。それまでの生活が骨に出るそうで、今後の飼育への大事な情報になるそうです。
それぞれの個体のエピソードまでが紹介されているので、展示を見たら城山動物園のサル博士になれそう。
岸田さんは「骨を見てわかることはいろいろあります。見て『かわいい』というだけでなく、動物を中から知って興味を持ってほしい」と話していました。
さて、開園60周年イヤーもいよいよフィナーレ。
イベント「開園60周年記念 春まつり ありがとう!大団円」が3月19日(土)・20日(日)・21日(月)の3日間開かれます。
15時から20分程度、「ホネホネ展外伝 ホネホネワゴンが行く!」では、「おかえり!どうぶつホネホネ展」に入りきらなかったホネホネたちが、ワゴンにのって園内を巡回します。
そのほか、ビンゴゲーム、動物の体重当てクイズなどのイベントが盛りだくさん! 詳しいイベント内容は、公式サイトでご確認ください!