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CBSの最新パウンド・フォー・パウンド・ランキング

林壮一ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属
Ryan Hafey(Premier Boxing Champions)

 統一スーパーバンタム級タイトルマッチ、井上尚弥vs.マーロン・タパレス戦が近付いてきた。12月12日にCBS Sportsが発表した「パウンド・フォー・パウンド・ランキング」をご紹介したい。

Ryan Hafey(Premier Boxing Champions)
Ryan Hafey(Premier Boxing Champions)

 1位は依然として40戦全勝31KOの統一ウエルター級チャンピオン、テレンス・クロフォード。2位が25戦全勝22KOの井上尚弥となっている。

写真:松尾/アフロスポーツ

 3位はWBA/WBC/IBF/WBOスーパーミドル級チャンプのカネロ・アルバレス。4位はWBA/IBF/WBOヘビー級チャンピオンのオレクサンドル・ウシク。5位がWBCスーパーライト級王者のデヴィン・ヘイニー。6位は、WBAライトヘビー級チャンプのディミトリー・ビボル。

21戦全勝(11KO)のビボル
21戦全勝(11KO)のビボル写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

 7位がWBCヘビー級王者のタイソン・フューリー、8位が前3冠ウエルター級王者のエロール・スペンス・ジュニア。

Ryan Hafey(Premier Boxing Champions)
Ryan Hafey(Premier Boxing Champions)

 9位は29戦全勝27KOで3階級を制覇中の現WBAライト級レギュラー王者のジャーボンテイ・デービス。そして、10位が21戦全勝10KOのシャクール・スティーブンソンとなった。

写真:REX/アフロ

 パウンド・フォー・パウンド・ランキングは、ファンの関心を集める反面、「実際に戦う訳ではないので無意味だ」という声があるのも事実だ。とはいえ、今後も活発な議論が続くことは間違いない。

 個人的にはジャーボンテイ・デービスの評価が低過ぎるように感じる。また、26日の井上尚弥vs.マーロン・タパレス戦が、本場の記者にどう評価されるかも興味深い。

 兎にも角にも、26日の有明アリーナに注目だ。

ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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