間も無くゴング!WBCスーパーフェザー級タイトルマッチ
今年の7月24日に催されたWBCスーパーフェザー級タイトルマッチは、チャンピオンだったオシャキー・フォスター(31)が116-112、112-116、113-115のスプリット・ディシジョンで敗者となり、ロブソン・コンセイソン(36)が新チャンピオンになった。
同判定は物議を醸し、間も無くダイレクト・リマッチのゴングが鳴る。前日計量をコンセイソンは129.7パウンド、フォスターは129.9パウンドでパスした。
最終記者会見での両者の言葉をご紹介しよう。まずはブラジル人チャンピオンのコンセイソン。
「チャンピオンは逃げない。勝利のために全てを懸ける。この試合は個人的な戦いだ。パンチを放つだけでなく、リングを動き回ることも大切だ。自分は世界王座に着くまでに敗北を味わった。ツキも無かったが、いつだって戦いを望んでいた。フォスターがリベンジしたい気持ちも理解できる。
今回、過去に味わったことがない程の素晴らしいキャンプを終えた。それは自分が多くの苦しみを乗り越えたからさ。前回は多少、コンディション作りに問題があった。今は最高の状態だ。準備万端だ。より良い内容で勝つ」
フォスターも言った。
「絶好調だ。しっかり練習してきた。俺のプランは打つことであり、打たれないこと。それをヤツに教えてやる。メンタル面も充実している。リングに上がるのが楽しみだ。
最初の試合のジャッジにこだわるつもりはない。彼らの幸運を祈っているが今回は、自分の能力の限りを尽くして試合に臨み、リングを支配するつもりだ。我がチームは、前回と違う戦いをする。こちらから仕掛けていくぜ。ヤツはそれを思い知らされるだろう。向こうさんは色々と話しているが、我々も素晴らしいキャンプだった。彼が最高のキャンプをこなし、いい状態で出てくることを願っている。それでこそ、いい試合になる。怪我や病気などの言い訳は聞きたくない。見る人の心に訴えるショーにしなくては」
4度目の世界挑戦でベルトを得たリオ五輪の金メダリストと、前回の黒星に納得できないチャレンジャーのぶつかり合いーーー間も無くゴングだ。