パドレスのロースターには外野手が2人だけ。ようやく3人目が加わるが、トリオ結成はまだこれから!?
サンディエゴ・パドレスの40人ロースターに名を連ねる外野手は、フェルナンド・タティースJr.とホゼ・アゾーカーの2人しかいない。
再契約が報じられているジャリクソン・プロファーを含めても、まだ3人だ。ファンサイデッドのロバート・マリーによると、プロファーの契約は1年100万ドル。そこに、打席数に応じた最高150万ドルの出来高がつくという。プロファーは、2020~22年と2023年のシーズン終盤に、パドレスでプレーしている。
このまま、開幕を迎えた場合、外野には、左から右に、プロファー、アゾーカー、タティースJr.が並ぶはずだ。2023年は、レフトがホアン・ソト、センターがトレント・グリシャム、ライトはタティースJr.。それぞれのポジションにおける先発出場は、3人とも130試合を超えた。今オフ、パドレスは、ソトとグリシャムをニューヨーク・ヤンキースへ放出し、彼らと交換に、投手4人と捕手のカイル・ヒガシオカを獲得した。
40人ロースターにいる野手のうち、マシュー・バッテンとトゥークピータ・マルカーノは、メジャーリーグで外野を守ったこともあるが、2023年は内野のみ。現時点で控え外野手の候補を挙げるなら、マイナーリーグ契約のオスカー・メルカド、カル・ミッチェル、ブライス・ジョンソンあたりだろう。
ジェイコブ・マーシーやジャクソン・メリルのメジャーデビューは、早くてもシーズン途中のような気がする。マーシーは、2022年のドラフト6巡目・全体180位。昨秋のアリゾナ・フォール・リーグで、MVPを受賞した。メリルは、2021年のドラフト全体27位。遊撃手だが、昨年の夏からレフトも守っている。パドレスの三遊間デュオ、マニー・マチャドとザンダー・ボガーツは、ともに2024年が11年契約の2年目だ。
パドレスは、開幕までにあと1人は外野手を手に入れるのではないだろうか。プロファーとアゾーカーは、レギュラーとしては物足りない。2023年のOPSは、どちらもOPS.690未満だった。
ニューヨーク・ポストのジョン・ヘイマンによると、パドレスは、ジャレン・デュラン(ボストン・レッドソックス)に興味を示しているという。また、FA市場には、迎え入れるのに大金を要するであろうコディ・ベリンジャーとDHが適任のホルヘ・ソレーアを除いても、エディ・ロザリオ、アダム・デュボール、トミー・ファム、キーケー・ヘルナンデス、マイケル・A・テイラー、ランダール・グリチックらが残っている。
韓国で行われる開幕シリーズで、タティースJr.とともに外野を守るのは、現在は在籍していない2人、ということもあり得なくはない。