「レトルトカレーもあいがけする時代」名店が監修する激うまあいがけレトルトカレー3選
どうも!スパイス料理研究家のこうしんりょーたろうです。
皆さんはカレーの「あいがけ」をご存じでしょうか。
「あいがけ」とは、複数のカレーをひとつのお皿に盛りつけることを指します。例えば「チキンカレーとキーマカレーのあいがけ」のように、複数種類のカレーを提供するようなスパイスカレー店では定番の注文の仕方になっています。
「あいがけ」はもともとは複数種類のカレーを一度に食べたいという要望から生まれたものですが、現代においてはスリランカカレーや南インド料理のミールスのように混ぜて食べることを前提としたカレーを提供するお店も増えてきています。
「え?味が違うのに混ざってしまっていいの?」と抵抗のある方もいるでしょう。大丈夫、混ぜてしまっていいんです!
それが「あいがけ」の魅力であり、奥深さの一端だと思います。
「でも、あいがけはお店でしか楽しめないのでしょう?」
そう思ったそこのあなた。我が国の食品メーカーの力を侮ってはいけません。なんと「あいがけ」の魅力を存分に楽しめるレトルトカレーが販売されているんです!
…ということで、今回はレトルトカレー愛好家でもある私が実際に食べて驚愕した「あいがけ」を楽しめる激うまレトルトカレーを3商品紹介させていただきます。
中華あいがけスパイスカリィ(大衆中遊華食堂 八戒監修)
ひとつめに紹介するのは、大衆中遊華食堂 八戒が監修する中華あいがけスパイスカリィです。八戒は大阪府東大阪市にある町中華の超有名店で、店主の末広收さんが考案するOsamu式と呼ばれるスパイスカレーは絶大な人気を誇ります。
こちらの商品では、中華チキンカリィと麻婆キーマカリィのあいがけが楽しめます。チキンカリィはしっかりとした辛さのなかにトマトの酸味とガラスープの旨味が凝縮されており、文句なしに美味い!キーマカリィはごま油とスパイスの風味が心地よく、まさに麻婆といった美味しさ。そして、合わせて食べると…辛さ、痺れ、酸味、苦み、甘み、旨みが押し寄せ、なんとも複雑な味わいに。刺激が楽しく脳が喜ぶような美味しさでした。
かぼちゃのカレー&スリランカチキンカレー(バンダラランカ監修)
次に紹介するのは、新宿区のスリランカ料理の名店・バンダラランカが監修するかぼちゃのカレー&スリランカチキンカレーです。スリランカ人店主・バンダラさんこだわりのカレーがお店の味そのままにレトルトになっています。
ほろほろになるまで煮込まれた大きなお肉が入ったスリランカチキンカレーは、ホールスパイスが形そのままに入っており、スパイス感たっぷり。香りが本当に素晴らしいです。かぼちゃのカレーはかぼちゃとココナッツの優しい甘みがたまらない。そして、混ぜて食べると…マイルド~!!!これ調和が凄い!かぼちゃのカレーの甘みがスパイシーなチキンカレーと混ざって香りと旨味が素晴らしいバランスで融合しました。もちろん単体で食べても美味しいのですが、混ぜると完成する。さすがスリランカカレー。これぞ、あいがけ!
出汁キーマ&ガーリックダル(虹の仏監修)
最後に紹介するのは、ミシュランも認める大阪の超有名店・虹の仏が監修する出汁キーマ&ガーリックダルです。虹の仏は出汁を使ったカレーが特徴的で3年連続でビブグルマンを受賞したお店です。特に出汁キーマはお店の名物なので、期待が高まります。
まずは名物・出汁キーマから…や、やさしい!削り節が入っており魚介系の出汁の旨味が口腔内全体に広がります。ガーリックダルもひと口…こちらもやさしい!にんにくの旨味を感じながらも、豆のとろみと出汁の風味が気持ちいい。合わせて食べると…これまたやさしいいい!そして美味いい!出汁の風味と様々な食材の旨味がより鮮明に感じられて、旨みの波状攻撃を受けるような感覚になりました。これも唯一無二のお味ですね。
レトルトカレーの進化が凄い
いや~どの商品も半端じゃなく美味しかったです。
3商品ともにレトルトとは思えぬクオリティで、お店で食べているような感覚になりました。「あいがけ」レトルトカレーは、「お店のこだわり」をレトルトで再現しようと追求するメーカーの努力が生んだ商品なのでしょう。この美味しさは是非多くの方に食べていただきたいです。
以前、レトルトカレーの進化についてもまとめましたが、レトルトカレーの進化は本当にとどまることを知りません。有名店が監修する商品も増え、レトルトの概念を覆すような美味すぎるカレーがどんどん誕生しています。
今後もレトルトカレーの進化から目が離せません!また面白い商品を見つけたらどんどんレビューしていきますので、気になる商品がありましたら是非食べてみてください!きっとその美味しさに驚きますよ!