【京都市中京区】古びた外観の奥に広がる北欧の世界、フィンランド式パンが楽しめるお店
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日本一パンの消費量が多い京都に生まれ育ったパン大好きライターのみやこです。今回ご紹介するのは、全国でも珍しいフィンランド式のパンを専門に販売されているパン屋さんです。
阪急京都線「大宮駅」から徒歩約6分、四条通から坊城通を北に進んだ先にひっそりと佇むのが『キートス』です。古びた趣を感じる店構えで、使い込まれたテントの破れが目に留まります。
初めて訪れる際には、独特な雰囲気で少し入りづらく感じるかも知れません。店先には「フィンランド天然酵母パン」と書かれたフィンランドの国旗をイメージした看板が立てられていて、控えめながらもどこか惹きつけられる魅力を感じます。
2人も入ると少し窮屈に感じるほどのこぢんまりとした 店内。その小ささがかえってどこか懐かしいような温かみを感じさせます。
自家製の天然酵母を発酵させた無添加の全粒粉やライ麦を使用したフィンランド式のパンが並んでいます。店主は2年間フィンランドのベーカリーで 単身修行されたそうです。
パンの種類が豊富だとどれを選ぶか迷ってしまいがちですが、こちらのお店は厳選されたラインナップが魅力。どのパンも他店ではあまり見かけないような個性的なものばかりで、目にするだけでワクワクしてきます。
魅力的なパンの中から今回はこちらの3種類を購入しました。
「Kanelbulle(シナモンロール)」179円(税込)
Kanelbulleはフィンランド語で「コーヒーと一緒に食べる小さな甘いパン」という意味なんだそうです。手のひらに収まる小ぶりなサイズながら、ずっしりと重みを感じます。アメリカで一般的な甘さたっぷりのシナモンロールとは違い、控えめな甘さが特徴的。しっとりとした生地からふんわり立ち上るシナモンの香りが心地よく、練り込まれたレーズンの甘酸っぱさがアクセントとなり上品な味わいを楽しめます。
「魔女のつえ」Sサイズ 322円(税込)
少し変わったなネーミングが特徴的なこのパンは、天然酵母の生地にクランベリー、あんず、レーズンがたっぷり練り込まれています。外側はカリッと香ばしく焼き上げられ、中はもっちりとした弾力のある食感が楽しめます。パン生地自体にはほんのりとした酸味があり、そこにドライフルーツのすっきりとした自然な甘みが絶妙にマッチし、シンプルながらも奥深い味わいが楽しめます。
「voisilma pulla(ヴォイシルマプッラ)」280円(税込)
フィンランドで親しまれている定番の菓子パン、その名も「バターの目玉パン」。真ん中のくぼみにたっぷりと入ったバターが、カルダモンを練り込んだほんのり甘い生地に包み込まれています。見た目もかわいらしく、名前通りシンプルながらも奥深い味わいが魅力です。温めるとバターがじゅわっと溶け、生地全体に染みわたると同時に、カルダモンの豊かな香りがふんわりと広がります。
今回は、全国でも珍しいフィンランド式のパンが楽しめるお店をご紹介しました。お店の外観からは想像もできないほど、ハイレベルなパンは、何度でも訪れたくなるほどです。気になる方はチェックしてくださいね。
キートス
〒604-8804
京都市中京区壬生坊城町33-5
電話番号:075-842-0585
営業時間:10:00~19:00
定休日 :火曜日
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