【大田原】大雄寺~芭蕉所縁の地で満開の紫陽花に彩られた境内を散策しよう~
7月に入り、夏がもうすぐそこまで来ていますね。
今回は栃木県大田原市の大雄寺へおじゃましました。
早速美しい境内を散策して、自然の中に身を置いてみましょう。
黒羽山(くろばねさん)大雄寺(だいおうじ)について
宗派 曹洞宗
御本尊 釈迦如来坐像
御利益 病気平癒、安産 他
大雄時は今から約600年前に創建され、かつてこの地を治めた黒羽藩主大関氏の菩提寺として、黒羽の歴史とともに歩んできたお寺です。
「東国花の寺百ヶ寺」の一寺であり、例年4月下旬から5月上旬にかけて約300株以上の牡丹の花が咲くことでも知られています。
牡丹以外にも、シャガや紫陽花、蓮など四季折々の花が咲き、秋になると紅葉が境内を赤く彩ります。一年を通じて四季を全身で感じることができる場所です。
また総茅葺屋根の本堂や総門、禅堂、廻廊、鐘楼なども見所でしょう。国指定重要文化財として、室町時代の様式を現在に伝えています。
本堂でのお参りが済んだら、境内をゆっくり散策してみましょう。
総門を入ってすぐ左手にある水琴窟からは清々しい音が聞こえてきます。
茅葺の屋根に鮮やかな紫陽花が映えますね。
大雄寺からほど近い「黒羽城址公園」や「黒羽芭蕉の館」も併せて散策していただくと、よりたくさんの紫陽花と出会うことができるのでおすすめです。
黒羽と芭蕉について
黒羽城址公園では、例年6月下旬から7月上旬にかけて6000株の紫陽花が咲き、紫陽花まつりが開催されます。
夜のライトアップも行われるため、日中とはまた違う紫陽花の姿を楽しむことも可能です。
黒羽城址公園は、かつてこの地にあった山城を思わせる土塁や空堀を現在も観ることができます。
また、『おくのほそ道』の松尾芭蕉が黒羽に14日間も滞在していたことから、黒羽は芭蕉の里として知られ、街の各所に多くの句碑が残されています。
「芭蕉公園」から始まり、「芭蕉の広場」「芭蕉の館」へと続く散策路を、芭蕉が歩いた足跡を辿りながら巡ってみるのも楽しいです。
最後に
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
そろそろ紫陽花の季節が終わり、夏の花たちが咲き始める時期になってきました。
ですが、今回ご紹介した大田原の紫陽花たちは今が見頃!
満開の紫陽花の中、歴史の面影を感じつつ自然の中を散策してみませんか。
【基本情報】
黒羽山大雄寺
住所:栃木県大田原市黒羽田町450
アクセス:
*お車でお越しの場合
東北自動車道「矢板IC」より約35分
*電車でお越しの場合
東北新幹線「那須塩原駅」下車 タクシーで約20分
宇都宮線「西那須野駅」下車 タクシーで約20分
駐車場:有 バス、乗用車専用駐車場あり
参拝時間:9:00~17:00
大雄寺公式ホームページ
【基本情報】
黒羽城址公園
住所:栃木県大田原市前田
「芭蕉の里くろばね紫陽花まつり」
2023年6月24日~7月9日
黒羽城址公園ライトアップ19:00~21:00
【参考資料】
大雄寺 配布パンフレット
大雄寺公式ホームページ
芭蕉の里くろばね紫陽花まつり公式ホームページ
知恵と愛のある協同互敬のまち 大田原市 公式ホームページ 「黒羽城跡(くろばねじょうあと)市指定史跡」