【杉並区】街がジャズ一色に染まって30年!「阿佐谷ジャズストリート」が10月25日&26日に開催
阿佐谷の街を南北2kmに縦断するのが、美しいけやき並木がシンボルとなっている「中杉通り」。
この通りを中心に、駅前広場や神社、教会、学校の体育館、ライブハウス、カフェ、レストランなどが会場となり、街が一体となって開催される一大音楽イベントが『阿佐谷ジャズストリート』だ。
1995年に第1回目が開催され、今年で30年を迎えるという、長寿イベントである。
1995年と言えば、阪神・淡路大震災に見舞われた年であり、バブル崩壊後の経済不況が続く中、世の中全体が重苦しい空気に包まれていた頃。
そんな鬱屈を払拭すべく、”若い世代からシルバー世代まで幅広い層に愛着のあるジャズで街を元気にしよう!”という、有志たちの声によって始まったと言う。
開催当初20カ所ほどだった演奏会場は、現在は50カ所以上に増え、プロのジャズ演奏をチケットを購入して聴ける「パブリック会場」、ライブハウスやカフェ、レストランなどが独自にコンサートを行う「バラエティ会場」、駅前広場や商店街など路上で演奏が繰り広げられる「ストリート会場」の3つのパターンで、それぞれ雰囲気の異なるジャズパフォーマンスを楽しむことができる。
初めて訪れてみようという方は、まず「ストリート会場」を巡るのがお勧めだ。
JR阿佐ケ谷駅の南口噴水広場からパールセンター商店街のアーケードを抜け、すずらん通り経由で杉並区役所前へ。
もちろん、営団地下鉄丸ノ内線の南阿佐ケ谷駅から逆コースをたどっても構わない。オープンスペースでのジャムセッションやディキシーランドジャズの巡回演奏が楽しめる。
2日間の開催なので、時間的に余裕があるなら2日目は「バラエティ会場」にシフトしてみるのもいいだろう。
阿佐谷ジャズストリート2024
開催日:10月25日(金)・26日(土)
会場・費用:
・パブリック会場・・・1ステージ2000円~(前売り)ほか
*当日券は残席がある場合のみ販売
・ストリート会場(駅前広場ほか)・・・無料
・バラエティー会場(ライブハウス・カフェほか)・・・店舗によって異なる
酔街草が注目しているのが、30年特別企画の中の一つ、「ラズウェル細木&塙耕記トークイベント」だ。
ジャズ愛好家として知られる漫画家・ラズウェル細木さんと、レコード屋店主かつ各レコード会社で1000タイトル以上のリリース監修を務めてきた塙耕記さんによるトークショー&試聴会。
約800万円するという、ハイエンド・オーディオで聴くアナログ盤サウンドも楽しみだ。
10月25日(金)の 15:00〜16:30に「杉並区立産業商工会館」で開催予定なのだが、残念ながら80名の定員はすでに一杯になってしまったようだ(10月22日 現在)。
とにかく、ジャズにまつわる演奏やイベントが盛り沢山!
まずは、公式プログラムを参考にスケジュールを組み立ててから出かけよう。