猫が『目をそらす』のはなぜ?ふてくされてるの?考えられる理由4つと対策を解説!
愛猫に目をそらされると、「猫に嫌われているのではないか」「何か悪いことをしてしまったのだろうか」と心配になってしまう方が多いかもしれません。
しかし実際のところ、猫が目をそらす理由は必ずしもネガティブなものではないようです。では、猫が『目をそらす』のには、どんな気持ちが隠れているのでしょうか?
1.『猫が目をそらす』考えられる理由4つ
1‐1.敵意がないことを伝えている
猫がじっと見つめてきたと思ったら、急に目をそらす理由のひとつは「敵意がないことを伝えたい」からです。
というのも猫にとってじっと見つめることは、威嚇や挑戦の意味を持ちます。
そのため相手を威嚇したくない場合や、攻撃されることを回避したい場合、目をそらすことで「私は敵ではない」という意思表示をするのです。
これは、猫同士のコミュニケーションにおいてもよく見られる行動です。
たとえば知らない猫同士が出会った時、お互いに目をそらしてすれ違うことがよくあります。これは、お互いに争いを避けたいという気持ちの表れなんですね。
1‐2.反省しているから
猫は反省しているときも、目をそらすことがあります。
たとえば飼い主に怒られたときやイタズラをしたときに目をそらすのは、少なからず「やっちまった…」「スマン…」といった気持ちがあるからでしょう。
というのも怒られたときに「やんのか?」という気持ちがあれば、じっと見つめたり、威嚇をしてきたりするはずです。
それにも関わらず目をそらすのは、自分に非があるのを把握して仲良くしたいからとも考えられます。
人間からすると、怒られた後に目をそらされたら「ふてくされてる?」と思うかもしれません。しかし猫の場合は、必ずしもそんなことはないようです。
1‐3.気まずいから
個体差はありますが、猫は気まずさを感じたときも目をそらすことがあります。
たとえばジャンプを失敗したり、強い猫に怒られたり。猫にとって「都合の悪い」状態になると、目をそらしてごまかすのです。
「なにもやってませんよ」「わたしは悪くないよ」というかのように、知らんぷりをして毛づくろいや昼寝など、ほかの行動で気を紛らわします。
この状態の猫は「何も知りません」状態を貫き、話しかけても無視しがちです。我が家の愛猫も同居猫に怒られた後は、しれっと飼い主をスルーします。
1‐4.信頼しているから
猫が目をそらすのは、実は愛情表現のひとつです。
猫にとって、じっと見つめ合うことは威嚇や緊張のサインとなります。そのため信頼している相手には、あえて目を合わせないようにすることで「親愛」を伝えるのです。
つまり猫が目をそらしていても、それは決して「ふてくされ」「(嫌いだから)目を合わせない」という意味ではありません。
むしろ、飼い主を信頼・安心している証拠と言えるでしょう。
2.まとめ
猫が目をそらす行動は、必ずしも人間が思っているようなネガティブな意味を持つものではありません。
多くの場合、これは信頼や安心感の表れ、あるいはコミュニケーションの一形態なのです。
そのため猫に目をそらされても「ふてくされている!」と思わず、猫の気持ちに寄り添い、上手にコミュニケーションを取ってあげましょう。