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【名古屋市北区】「多奈波太神社」夏の風物詩「茅輪祭」に行ってきました「例大祭」は8/3・4開催です!

フクザワマキコ地域ニュースサイト号外NETライター(名古屋市)

北区にある“天之多奈波太姫命(織姫)”を主祭神として祀る「多奈波太神社(たなばたじんじゃ)」にて、2024年7月7日(日)七夕の夜「茅輪祭(ちのわまつり)」が開催されました!

19:30~21:00の間で執り行われ、たくさんのご家族がいらっしゃっていました。

「茅輪祭」で行われる「茅の輪くぐり」とは、“夏越の祓(なごしのはらえ)”として1年の折り返しとなる6月30日に、全国各地の神社の境内や鳥居の下などに設けられた茅(ちがや)というイネ科の植物で作られた大きな輪をくぐることで厄が落ち、身が清められるという行事です。「多奈波太神社」では七夕の日に行われます。

こちらの説明書きのように、茅の輪を8の字にくぐる事で無病息災を願います。

祓い清めるための神具「御幣(ごへい)」を持ち、唱え詞を唱えながら輪をくぐります。

くぐり終わったら「御幣」を茅の輪に差して終了です。

本殿では「赤丸神事(あかまるしんじ)」が執り行われていました。

「赤丸神事」は、新生児~6才くらいまでの子どもが疳の虫・夜泣き・腹痛・不眠・かんしゃく・病弱などにならないよう、健康を祈るための神事です。ご祈祷料1,000円を払い、子どもの額に朱の印をつけてもらいます。終わった後に授与される提灯を手にしたお子様たちが、楽しそうに帰っていく姿が見られました。

昼間の「多奈波太神社」
昼間の「多奈波太神社」

「多奈波太神社」は、その名のとおり“七夕”に由来がある神社として知られています。平安時代の延喜式神名帳に「山田郡 多奈波太神社」と記されているほど古くからあり、創建年代は不明となっています。安産祈願・縁結びの神社としても有名です。

入口外に小さな陶器製の狛犬がいました!

赤いの前掛けをしている狛犬は、子供を守護してもらうために子供用の前掛けを着ているとの説があるそうですよ。

手水舎の横の岩には、小さなだるまがたくさん。

「多奈波多神社」と言えば「乳イチョウ」も有名です。

コブが連なる「乳イチョウ」
コブが連なる「乳イチョウ」

柱状のコブができる「乳イチョウ」は大変珍しく、霊力が宿る神木と呼ばれるそうです。その形状から“健やかで豊かな母乳に恵まれる”という逸話があり、安産祈願として多くの方がお参りにいらっしゃるそうですよ。

今年の「例大祭」は2024年8月3日(土)・4日(日)に開催予定のようです。安産・縁結び祈願に「多奈波太神社」へ、足を運んでみてはいかがでしょうか?

多奈波太神社
住所:愛知県名古屋市北区金城4丁目13‐16
参拝時間:参拝自由※社務所は毎月7日午前中(9:00~11:00くらいまで)

地域ニュースサイト号外NETライター(名古屋市)

動物と美味しいものとお酒をこよなく愛すフリーライターです。2024年2月より地域ニュースサイト号外NETにて、名古屋市北区・東区を担当しています。地域の面白いニュースを探して、自転車で走り回る日々を送っております。

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