栄養不足で睡眠不調?!快眠へ導く朝に食べたい食品3選
季節の変わり目、気温の変化や生活スタイルの変化によって睡眠に不調を抱える方は増えているのではないでしょうか。
夜に質の良い睡眠をとるには、朝食の内容が大きく関わってきます。朝食から快眠生活をめざしましょう。
この記事で紹介すること
・夜に分泌される睡眠ホルモン「メラトニン」とは
・睡眠ホルモンを体内で生成させるには
・質の良い睡眠が期待される?!朝食で取り入れたい食品3
・夜に分泌される睡眠ホルモン「メラトニン」
眠気が出てきて質の良い睡眠を得るために必要な生体ホルモンの1つに、「メラトニン」があります。メラトニンは睡眠ホルモンともいわれています。
通常、日中は体内での濃度は低く、夜にかけて濃度が高くなります。メラトニンの濃度が高くなることで眠気が出てきて入眠しやすくなり質の良い睡眠が得られます。夜にメラトニンが分泌されやすいような生活を送ることが必要です。
・睡眠ホルモンを体内で生成させるには
メラトニンは海外の市販サプリメントや医療用医薬品としても存在しますが、体内で生成させることが可能です。
原料になるのは「トリプトファン」というアミノ酸です。トリプトファンを食事から摂取して睡眠ホルモンのメラトニン生成までは、約14~16時間ほどと考えられています。
つまり朝食でトリプトファンを含む食材を食べることで、夜に睡眠ホルモンが生成され質の良い睡眠につながることが期待されます。朝の栄養が大切です。
原料のトリプトファンが朝食で摂取できていなかったり、量が不十分であったりする場合は、必要な睡眠ホルモンが夜に分泌されていない可能性があります。
・質の良い睡眠が期待できる?!朝食で取り入れたい食品3
1.鮭(サケ)の塩焼き
和定食で定番の鮭(サケ)は、トリプトファンが多く含まれています。もちろん鮭のムニエルやサーモン寿司にも同じく含まれています。
メラトニンの生成過程で必要になるビタミンB6も含まれているので、特におすすめの食品の1つです。記憶力を助けたり、コレステロール値を下げたりすることが期待されるDHAやEPAも含まれています。
2.納豆
納豆をはじめとした大豆製品にもトリプトファンが含まれています。納豆は、時間のない朝にも気軽に取り入れやすい食品なのでおすすめです。
発酵食品の納豆は、腸内環境の改善も期待されます。腸内環境を整えておくことでメラトニンが生成されやすくなります。
3.卵
卵にもトリプトファンは含まれています。目玉焼き、ゆで卵、だし巻き卵などいろいろな楽しみ方ができるので毎日でも取り入れやすい食品の1つです。
卵はトリプトファン以外にも多くのアミノ酸や栄養素が含まれているため、とてもバランスの良い食品です。
さいごに
質の良い睡眠を得るために必要な要素の1つがトリプトファンの摂取です。トリプトファンは今回紹介した食品以外にも多くの食品に含まれているため、比較的摂取しやすいアミノ酸です。
睡眠の不調はトリプトファン以外にもいろいろな要因が関与していることがわかっています。睡眠に不調を感じている方で、朝食を食べていなかったり食事内容が偏ってしまっていたりする方は、まずは朝食内容の見直しがおすすめです。
朝食から快眠生活を目指しましょう。