東京は過去30年で最も晴れたGWに。ただ7日は黄砂でぼんやりとした空に?
過去30年で最も日照時間が多いGW
4月29日から始まった今年のGW(ゴールデンウイーク)。
初めは上空の寒気の影響で不安定な天気もありましたが、全般には晴天の続いたところが多く、行楽にはもってこいのGWとなったようです。
では例年と比べてどれ位晴れているのか?
東京都心の日照時間で調べてみました。
年によってはGWの連休の日付が変わってしまうのですが、4月29日~5月7日までの9日間に絞ってみると、今年は過去30年で最も日照時間の多い(太陽が照っている)GWとなりそうです。
過去30年で最も日照時間の多かった年は2010年の81.1時間。
次いで2番目が1991年の74.4時間。
3番目が1999年と2000年の73.5時間となっていますが、今年は昨日5日の時点で、すでに73.5時間となっており、残り2日を残してすでに3番目に並んでいる状態です。
そしてきょうも朝から晴れており、午前11時までの日照時間は5.4時間で、これをプラスすると78.9時間となり、この時点ですでに2番目の多さとなっています。
(追記、きょう6日16時までの日照時間は10.4時間で、これで83.9時間となり、過去30年間で最も多くなりました。)
このあとあすにかけての晴れ具合にもよりますが、もしかしたら合計90時間を超えるような過去30年では断トツの日照時間となる可能性もあり、今年は「際だって晴れたGW」ということになりそうです。
(追記、GW最終日の7日は予想より雲が多く、3.6時間となりました。結局、GW9日間の日照時間は89.5時間でした。)
松江で今年初めての黄砂を観測。過去最も遅い黄砂のシーズン
きょう午前9時58分に今年全国で初めてとなる黄砂が松江で観測されました。
黄砂の観測がある1967年以降で、その年初めての黄砂が5月までずれ込んだのは観測史上初めてのことです。
初めて黄砂が観測された遅い年はこのようになっていました。
1位4月16日(1972年)
2位4月09日(2016年、1992年)
3位4月02日(1980年)
気象庁の予測によると、このあと西日本の日本海側から日本列島上空へ流れ込み、あす7日にかけて九州~北海道にかけて広がる予想です。
あすにかけて晴れる所でも次第に空が黄褐色にぼんやりとするかもしれません。
屋外では洗濯物や車などへ黄砂が付着するなどの影響が予想されます。
また視程が5キロメートル未満となった場合、交通への障害が発生するおそれがあり、気象庁も注意を呼びかけています。