1月の電気代がヤバい!プランの見直しおよび冬の電気代節約テクを紹介
今年の冬は大寒波の上に多くの人がテレワークで家にいて電気を使用するために、電力が全国的に逼迫しています。
各新電力会社の「市場連動型プラン」で契約をしている場合、電力価格が高騰し、想定を超える電気料金が請求されるリスクがあります。各電力会社の公式サイトでプランを調べたり、明細書にしっかりと目を通すようにしましょう。
さて、2016年4月から「電力自由化」が始まり、東京電力や関西電力など地元の電力会社以外の会社とも契約ができるようになりました。
電力自由化によるメリットとしては、複数の企業のサービスから選ぶ選択肢が増えることです。デメリットとしては、プランが複雑で見直し方法によってはかえって電気代が高くなるケースもあるということです。
私もシンガポールに在住しており、電力の自由化によって、契約をする会社を変えましたが、1年契約の固定プランにしています。理由は一番人気なプランで競争が激しくプロモーションが多いからです。1年縛りであればリスクも低めになります。その結果、毎月の明細で確認をしていると、電気料金は8割程度に減ったと感じます。
しかし、非常に多くの会社が参入しており、多くのプランがあると自分がどのプランで契約をしているのか分かりにくくなるのはデメリットです。
さて、大手の電力会社と契約をしている場合はすぐさま価格に大幅に転嫁される可能性は低いです。
例えば、東京電力の従量電灯Bの場合、電気代の基本プランでは契約の大きさのアンペアと電力量料金で決まります。アンペアは固定料金で、電力量料金は最初の120 kWhまで(第1段階料金)は1kWh当たり19円88銭、120 kWhをこえ300kWhまで(第2弾階料金)は26円48銭、上記超過(第3段階料金)は30円57銭となっています。電力量料金は、燃料価格の変動に応じて燃料費調整額を加算あるいは差し引きます。
詳しくは東京電力のホームページを参照
しかし、各新電力会社の「市場連動型プラン」など、契約のプランによっては1月の電気料金が非常に高くなる可能性もあるので必ず利用明細を確認をするようにしましょう。場合によってはプランの見直しや契約の会社を変更することを考えてもよいでしょう。その場合、最低コミットしないといけない期間や違約金もある場合があるために注意が必要です。
電気代の節約方法
違約金等の関係ですぐにプランの見直しが難しい場合もあるかもしれません。その場合は使用量を減らす工夫をしましょう。
電気代の節約というと、こまめに照明やPCを切ったりすることを考え、「つらい」というイメージがあるかもしれません。しかし、実は効果の高いところを重点的におさえていけばよいのです。
家電製品には「消費電力(W)」というものが表示されています。例えば、オイルヒーターの消費電力は1500W、照明器具の消費電力は60Wなどというものです。同じ時間だけ利用する場合、消費電力の高い家電製品のほうが電気代は高くなります。オイルヒーターは照明器具の25倍になりますね。
そこで、電気代に大きく影響を与える「消費電力(W)」が高い家電製品の使い方を気にすればよいわけです。冷暖房器具、乾燥機、温水洗浄便座、ドライヤーなどの熱を発する家電製品は「消費電力(W)」が高い傾向があります。こうした家電製品を使う時間を短くする、便座ヒーターの代わりにカバーを利用するなどの代替手段を考えることが電気代を節約するコツです。
夏と冬の電気代が高くなるのは冷暖房器具を使用するからです。オイルヒーター、カーボンヒーターなど電気ストーブ系列は消費電力が高めになります。
例えば、オイルヒーターの消費電力が1500Wで、8時間使用した際の電気代は約300円になります。エアコン(暖房)の電気代は約250円程度になります(運転時の消費電力が1200Wの場合)。エアコンの温度を低めに設定し、頻繁につけたり消したりせずに安定した使用を心がけましょう。
省エネルギーセンターの家庭の省エネ大辞典では様々な節電の方法が書かれています。
部屋の中でもダウンを着るなど工夫もできます。また、窓に断熱シートを貼る等の工夫をすれば暖房の温度を下げても暖かく感じられる場合があります。外の冷たい空気や風を防ぐ効果が期待できるからです。
このように小さな工夫も積み重なると大きくなります。ですが、まずはプランの見直し等が一番大きな効果が発揮できそうです。場合によっては節約できる効果と違約金などを天秤にかけてみてもよいかもしれません。