きのう11月29日、宮崎県で行われていたファームの秋季教育リーグ『第17回みやざきフェニックス・リーグ』が閉幕しました。ことしは新型コロナウイルスの影響でプロ野球の開幕がずれ込み、今なお感染拡大中という状況のため心配したのですが、ちょうど1か月遅れで開催され無事に完走。よかったですね。ただし無観客だったので、例年のようなファンの方々と過ごすイベント等はありませんでした。

　ことしは四国アイランドリーグと韓国プロ野球チームの参加がなく、NPB12球団のみで開催。これは12チームが揃って10年ぶりに秋季教育リーグが開催された2005年以来のことです。天候もなかなか順調だったようで。中日が最多の2試合を流したものの、中止1試合が6チームで、残る5チームは18試合をすべて消化。阪神も17日の楽天戦(サンマリン)が雨中の試合になっただけで、他は問題なく行われています。

　ではまず12チームの勝敗と、ゲーム差(1位チームとの差)、本塁打数をご覧ください。

《チーム順位》

　　　試合 (勝-敗-分) 勝率　差　本塁打

1　日　18 (11-4-3) .733 　　　　19

2　広　17 (10-5-2) .667　1.0　　11

3　ソ　18 (11-7-0) .611　1.5　　12

4　オ　17　(8-6-3) .571　2.5　　 3

5　神　18　(8-8-2) .500　3.5　　 6

6　ヤ　18　(8-9-1) .471　4.0　　10

7　巨　17　(7-8-2) .467　4.0　　 5

7　ロ　17　(7-8-2) .467　4.0　　 7

9　西　17　(6-8-3) .429　4.5　　 3

10 中　16 (6-10-0) .375　5.5　　 3

11 楽　18　(5-9-4) .357　5.5　　 3

12 デ　17 (6-11-0) .353　6.0　　 7

　ホームランは上記のように日本ハムが断トツでした。18試合中10試合でホームランを放ち、そのうち6試合が複数本！17日のヤクルト戦では1試合4本(姫野、郡、野村、万波)があり、翌18日のソフトバンク戦でも1試合3本(樋口2、海老原)を放っています。ことしのフェニックス・リーグの個人最多は4本で、3人(日本ハムの樋口と海老原、ソフトバンクの水谷)が記録。

　ついで3本は9人(阪神の井上、ソフトバンクの三森、広島の石原貴と正随、日本ハムの野村と郡、ヤクルトの太田と宮本、ロッテの山口)です。ちなみに阪神はチームで6本(井上3、北條1、小野寺1、坂本1)でした。

　阪神の対戦成績はこちらです。

《対戦成績》 (勝-敗-分)

日本ハム　3試合(0-3-0)　得点8、失点33

ヤクルト　3試合(2-1-0)　得点12、失点7

巨人　　　3試合(2-1-0)　得点15、失点9

ロッテ　　2試合(0-1-1)　得点5、失点6

西武　　　2試合(1-1-0)　得点7、失点8

楽天　　　3試合(2-0-1)　得点12、失点9

DeNA 　　2試合(1-1-0)　得点9、失点4

　日本ハム戦の失点がすごいですね。12日のスコアが3-15、15日は4-10、28日が1-8で3戦3敗でした。

《阪神　選手個人成績》

　実は第4クールに私も現地へ行こうとしていたのですが、あまりにも新型コロナの感染者が増え、日本医師会の中川会長も「秋の我慢の3連休に」とおっしゃっていたので、動かない方がいいと思いキャンセルしました。よってテレビ中継や動画で見たり、ネットで各チームのサイトを検索したり、ちょこちょこ現場の方に聞いたりしてスコアをつけた次第です。

　その結果をまとめた、阪神タイガースの選手個人成績を書いておきます。もちろん教育リーグですから公式記録は出ていませんので、参考程度にご覧くださいませ。

◆捕手

【坂本】21日～

7試合(先発7)

18打数 6安打 3打点　打率.333

本塁打1　三塁打0　二塁打2

三振5　四死球1　犠打0　犠飛0

盗塁1(失敗0)　失策0

【長坂】

16試合(先発13)

48打数 11安打 2打点　打率.229

本塁打0　三塁打1　二塁打2

三振16　四死球7　犠打0　犠飛0

盗塁0(失敗1)　失策0

【藤田】～13日

4試合(先発4)

16打数 4安打 0打点　打率.250

本塁打0　三塁打0　二塁打0

三振5　四死球0　犠打0　犠飛0

盗塁0(失敗0)　失策0

【片山】

12試合(先発7)

27打数 8安打 2打点　打率.296

本塁打0　三塁打1　二塁打0

三振4　四死球6　犠打1　犠飛0

盗塁1(失敗1)　失策1

◆内野手

【北條】～19日

10試合(先発8)

30打数 9安打 4打点　打率.300

本塁打1　三塁打0　二塁打1

三振1　四死球3　犠打1　犠飛0

盗塁3(失敗2)　失策2

【熊谷】13日～

14試合(先発14)

37打数 5安打 5打点　打率.135

本塁打0　三塁打0　二塁打1

三振8　四死球8　犠打3　犠飛1

盗塁3(失敗0)　失策0

【小幡】13日～

14試合(先発14)

58打数 16安打 5打点　打率.276

本塁打0　三塁打0　二塁打5

三振12　四死球6　犠打0　犠飛0

盗塁5(失敗0)　失策4

【遠藤】

18試合(先発17)

61打数 17安打 13打点　打率.279

本塁打0　三塁打3　二塁打3

三振19　四死球8　犠打2　犠飛2

盗塁2(失敗5)　失策3

【荒木】～12日

3試合(先発3)

11打数 1安打 0打点　打率.090

本塁打0　三塁打0　二塁打0

三振3　四死球1　犠打0　犠飛0

盗塁1(失敗0)　失策0

【植田】13日～

14試合(先発12)

37打数 6安打 2打点　打率.162

本塁打0　三塁打0　二塁打1

三振8　四死球7　犠打0　犠飛0

盗塁2(失敗0)　失策0

◆外野手

【高山】～19日

10試合(先発10)

34打数 14安打 3打点　打率.412

本塁打0　三塁打0　二塁打2

三振3　四死球5　犠打0　犠飛1

盗塁1(失敗2)　失策0

【井上】

18試合(先発18)

66打数 17安打 9打点　打率.258

本塁打3　三塁打1　二塁打3

三振22　四死球11　犠打0　犠飛0

盗2(失敗1)　失策1

【島田】13日～

14試合(先発13)

44打数 13安打 0打点　打率.295

本塁打0　三塁打0　二塁打4

三振5　四死球2　犠打1　犠飛0

盗塁1(失敗1)　失策0

【板山】～12日

1試合(先発1)

3打数 0安打 1打点　打率.000

本塁打0　三塁打0　二塁打0

三振1　四死球0　犠打1　犠飛0

盗塁0(失敗0)　失策0

【小野寺】

18試合(先発14)

58打数 17安打 8打点　打率.293

本塁打1　三塁打2　二塁打4

三振12　四死球7　犠打0　犠飛0

盗塁1(失敗2)　失策1

【奥山】

18試合(先発7)

34打数 4安打 1打点　打率.118

本塁打0　三塁打0　二塁打0

三振10　四死球6　犠打1　犠飛0

盗塁1(失敗1)　失策1

◆投手

【西純】

4試合(先発4)

24回　失点14(自責13)　防御率4.88

安打23　本塁打1　三振25

四球13　死球1　暴投1

【馬場】13日～

3試合(先発3)

12回　失点8(自責7)　防御率5.25

安打13　本塁打1　三振7

四球4　死球0　暴投1

【尾仲】

7試合(先発0)

7回2/3　失点2(自責2)　防御率2.35

安打3　本塁打2　三振7

四球1　死球0　暴投0

【小野】

4試合(先発3)

15回　失点9(自責7)　防御率4.20

安打9　本塁打1　三振14

四球11　死球1　暴投2　失策1

【浜地】～21日

3試合(先発1)

8回2/3　失点5(自責3)　防御率3.12

安打8　本塁打0　三振4

四球3　死球0　暴投1　失策1　ボーク1

【及川】

3試合(先発3)

16回1/3　失点9(自責9)　防御率4.96

安打19　本塁打1　三振11

四球9　死球2　暴投5　失策2

【守屋】13日～

5試合(先発0)

6回　失点0(自責0)　防御率0.00

安打2　本塁打0　三振7

四球3　死球0　暴投0

【川原】

4試合(先発1)

13回　失点2(自責2)　防御率1.38

安打9　本塁打0　三振13

四球6　死球0　暴投1　失策1

【斎藤】

3試合(先発3)

19回1/3　失点2(自責2)　防御率0.93

安打13　本塁打0　三振18

四球2　死球1　暴投3　失策1

【小林】

7試合(先発0)

8回　失点5(自責5)　防御率5.63

安打9　本塁打0　三振8

四球1　死球0　暴投4

【望月】

7試合(先発0)

7回1/3　失点7(自責5)　防御率6.14

安打4　本塁打1　三振4

四球10　死球0　暴投3

【小川】13日～

4試合(先発0)

7回　失点0(自責0)　防御率0.00

安打7　本塁打0　三振9

四球1　死球0　暴投0

【石井】

8試合(先発0)

4回1/3　失点10(自責7)　防御率14.54

安打9　本塁打0　三振7

四球8　死球0　暴投5

【牧】

6試合(先発0)

8回1/3　失点3(自責2)　防御率2.16

安打4　本塁打1　三振4

四球4　死球0　暴投1