北海道は秋の深まり 厚真町で気温9度予想
雨の後は冷え込みが強まる。北海道に冷たい空気が流れ込み、来週は10度近くまで冷え込みが強まる予想だ。北海道胆振東部地震で揺れが大きかった地域では寒さにも注意したい。
低気圧が通過 8日朝まで雨予想
こちらは9月7日(金)夜の予想天気図です。北海道の石狩・胆振地方では8日(土)朝にかけて、雨が降るでしょう。
予想される雨量は70ミリで、雨のピークは8日明け方です。その後も湿った空気の影響で、胆振地方では雨の降りやすい状態が続きます。
この夏(6月-8月)の北海道は雨の日が多く、雨量は平年の約1.7倍と記録的な多雨となりました。
一雨ごとに秋深まる
来週は秋の高気圧に覆われて、晴れたり、くもったりの天気となるでしょう。冷たい空気が流れ込むため、朝の冷え込みが強まる予想です。
こちらは上空1,500メートル付近の気温を予想したグラフです。
8日まで気温が高い予想ですが、その後は急に気温が下がり、来週は平年より低くなる見通しです。さらに、その先は低い予想と高い予想が混在しているものの、全体の傾向としては寒さが継続する可能性が高いようです。
そのため、朝の最低気温は札幌で13度、12日(水)は厚真町で9度まで下がる予想です。
この時期の北海道は気温の変化が大きく、けして珍しいことではないけれど、北海道の秋は東京と比べるととても早足です。
寒さの予想は定まらず
このまま秋が深まるのでしょうか。
最新の1か月予報(9月8日-10月7日)によると、オホーツク海側と太平洋側では冷たい空気の影響で、向こう1か月の平均気温も平年並か低い予想です。
一方で、暖かく湿った空気の影響を受ける可能性もあり、このまま駆け足で寒くなるのか、予想は定まっていない印象です。
【参考資料】
札幌管区気象台:向こう1か月の天候の見通し,北海道地方(9 月8日-10 月7日),2018年9月6日発表