Yahoo!ニュース

真冬に革ジャンでも寒くない!レイヤリングと中綿入りレザージャケットのススメ

相京雅行下町のバイクパーツメーカー/ディレクター

僕らバイカーにとって革ジャンは最適な服装の一つ。

もしも転倒してしまった時にアスファルトは凶器になる。おろし金のごとくライダーの身体をすりおろしてしまうから。

そんな時に引き裂き強度に優れて革ジャンを着ていれば擦り傷を防ぐことができるわけです。

ただ革ジャンは走行風を防ぐ防風性に優れているものの、残念ながら保温性に優れているわけではないので冬のアウターとしては「最適」とはいいがたい。

そんな革ジャンを冬でも快適に着用するためには2つの方法があります。

1:レイヤリングを工夫する

レイヤリングは簡単に言えば重ね着の事。

効率的に重ね着することで冬でも暖かく革ジャンを着ることができます。

そもそも革ジャンは格好良いタイトなシルエットなので、着ぶくれして崩してしまうのは勿体ない。

そこでまずはベースレイヤー【肌着】を高機能なインナーにします。

ユニクロの極暖やヒートテックはNGです。発汗によって発熱する性能はいいのですが、速乾性がないと汗が乾かず走行風で冷えてしまう可能性があります。

最高なのはメリノウールインナーです。調温性に優れていて比較的乾きやすいのが特徴です。最高品質のものはアウトドア用品メーカーから販売されています。

最近は一部のワークマン店舗でも販売されているので見逃せません。

次にミドルレイヤーにダウンを着用します。アウター用のダウンではなく、ミドルレイヤー用の重ね着しやすいダウンを選ぶのがポイント。

ベースレイヤーとダウンの間に服を重ねてしまうと、ダウン中に熱をためにくくなるので注意。

またダウンは潰れることで保温性能が落ちてしまうので単純に中綿の量で選ぶのはお勧めできません。

重ね着しやすい製品を選ぶことが大事です。

2:中綿入りのレザージャケットを選ぶ

裏側にムートンを採用したB-3などは別にして、一般的な製品は革に裏地を付けたもの。

ですが一部の革ジャン専門店ではバリエーションの展開として中綿入りの製品をラインナップしていることがあります。

動画の方で浅草に本社をおく革ジャンの老舗、カドヤの中綿入りジャケットを4着紹介しました。よろしければご覧ください。

下町のバイクパーツメーカー/ディレクター

下町の小さいバイクパーツメーカーで番頭を務めています。面白い事には大抵首を突っ込みます。ワークマンでアンバサダーをやっていたり、オールアバウトでバイクガイドを担当していたりします。

相京雅行の最近の記事