湘南エリア最高クラスのオーシャンビュー「稲村ヶ崎温泉」【 立地の勝利 】
サウナ散歩家のカラーひよこです。都内とその周辺のサウナ巡りが趣味で、これまでに 300 店を数えるサウナ・銭湯・スーパー銭湯を渡り歩いています。
台風が来ないうちにと、また海を見に日帰りサウナ旅をしてきました。今回ご紹介するのは鎌倉市の稲村ガ崎にある「稲村ヶ崎温泉」さんです。
江の島を望む絶景オーシャンビューの温泉
とにかくこの施設は一にも二にもそのロケーションにあると言えるでしょう。鎌倉海浜公園の稲村ヶ崎のすぐ目の前にあります。
写真左手の建物が「稲村ヶ崎温泉」。2階の大浴場からは海岸とその向こうの江ノ島が望めます。今回は昼間でしたが夜には江ノ島の夜景が楽しめます。晴れた日の朝夕には富士山も望めるとの事。
入り口脇にはサーファーや海水浴客が入店する際に砂を落とすためのコインシャワーがあります。
1階フロアは半分くらいの面積がカフェとなっています。最近開店したアジア・エスニック料理の「NINAI」というお店です。カフェ専用の入口もありますが、温泉とカフェは中でも繋がっています。
休憩スペースはフロント横のこのお座敷だけのようです。奥には貸切専用の家族風呂も。
目の前に広がる大海原と黄金色の温泉
2階の浴室へ。男性側は江ノ島・富士山方向に向いた「富士見之湯」。男性側が江ノ島側なのは、立ち上がらずに湯船に浸かりながらでも海が見えるほどに浴室の窓の目隠しが低いからでしょうか(ほとんど目隠しになっていない)。
入館前に下の道路脇から2階の浴室を見上げたのですが、立ち上がって海を見ている全裸のおじさんが見えました(笑)。
内湯には窓に面した大きな温泉のお風呂が一つ、その横に水風呂です。とにかく中へ入った瞬間に窓の外の景色に目を奪われます・・視界一面の海。耳を澄ませば潮騒と波の崩れる音が聴こえるくらいに近い。。海岸と海沿いを走る道の向こうには江ノ島が見えます。
温泉に浸かっているお客さんの誰もが海を眺めていました。
水風呂を挟んだ隣に露天風呂もありますが、そもそも内湯の温泉が大きな窓を全開にしていて外湯?状態なので、開放感は一緒かと(笑。そして内湯の方がより海側に近いのでおすすめですね。湯温は露天風呂の方がやや高いでしょうか。
温泉の泉質は殺菌効果の高い松の有機成分を含む「モール泉」だそうです。色は褐色がかった黄金色。見た感じ「黒湯」に近いでしょうか。両隣の海岸と比べて稲村ガ崎の砂浜は黒っぽい色なのですが、これは砂に含まれる鉄分との事で、さらに一部「砂金」も含有しているとか。温泉にも砂金が含まれている(かもしれない)ので「黄金の湯」だそうです。少し無理がありますね(笑・・でもいい温泉です。
水風呂は温泉と同じ黄金色の「冷泉」
サウナは定員最大で7人ほどのサイズ。テレビも BGM もないシンプルなタイプで、サウナストーン対流式です。温度計は 86 度付近で過不足無く過ごせるサ室です。
ちなみに給水器が無いので、飲み物は自分で持参するか浴室入り口横の自販機で購入しておきます。
水風呂は定員2名程度の小さめタイプ。温泉と同じ色の「冷泉」でした。これも珍しい。水温は体感で 21、2 度とぬるめです。そしてこの水風呂も浸かりながら海を眺めることができます(!)できるだけ長く浸かっていたいので、サウナに入っている段階で今何人水風呂に入っていてどのくらいで出るのかを計算してました(笑。
海水浴客の少ない稲村ヶ崎は空いていて穴場
「稲村ガ崎」はお隣の七里ヶ浜や由比ヶ浜、または江ノ島のように海水浴場が無くて人も少ないので、温泉・サウナ施設的に穴場と言えるかと思います。何よりその「立地」が「ズルい」と言いたくなるほどにお風呂からの眺望が素晴らしいです。
江ノ島の「アイランドスパ」も人気ですが、江ノ島のど真ん中にあるので混みそうですし、江ノ島の中からは「江ノ島」を見ることはできないので(笑。。
湘南で「オーシャンビュー」のサウナ付き温泉を希望であれば、あえて「ずらして」こちらの「稲村ヶ崎温泉」へ、という手は大いにありです。
利用料金:1500 円(温泉利用者は駐車場2時間まで無料)
営業時間:9 時〜21 時
定休日:なし
アクセス:江ノ島電鉄「稲村ヶ崎」駅より徒歩 3 分
稲村ヶ崎温泉(公式サイト)
【 日帰りサ旅 】稲村ヶ崎温泉 @ 鎌倉(東京サウナ日記)