６月21日、ボー・ネイラー（クリーブランド・ガーディアンズ）は、８回裏にメジャーリーグ初安打を記録した。

　ネイラー兄弟による、この試合５本目の安打だ。ガーディアンズのダグアウトで大喜びしていた兄のジョシュ――上の写真がそう――は、すべての奇数イニングに１安打ずつ。１回裏、３回裏、５回裏のシングル・ヒットに続き、７回裏にホームランを打った。９回表を終えた時点でガーディアンズがリードしていたので、９回裏はなかった。

　一塁手のジョシュは、2015年のドラフト全体12位。捕手のボーは、2018年のドラフト全体29位だ。それぞれのメジャーデビューは、2019年５月と昨年10月。ボーは、それまでの通算８試合で９打数０安打だった。兄弟のどちらも出場は、６月21日が７試合目。ジョシュは、その７試合で計28打数12安打（打率.429）、２本塁打を記録している。

　また、彼らには、マイルズという弟がいる。こちらは、テキサス工科大の三塁手だ。来月の７日～11日に行われるドラフトで、指名されるだろう。兄たちと違い、２巡目か３巡目ではないかと予想するが、１巡目の可能性も皆無ではない。

　そうなれば、ドルー兄弟に続き、３人がドラフト１巡目の２組目となる。ドルー兄弟は、Ｊ.Ｄ.が1998年の全体５位、ティムが1997年の全体28位、スティーブンは2004年の全体15位。こちらの３人は、外野手と投手に、遊撃と二塁を守るミドル・インフィルダーだった。

　なお、入団しなかった年のドラフトを含めると、ドルー兄弟の１巡目指名は、３人で計４度となる。Ｊ.Ｄ.は、1997年に全体２位で指名された。

　ちなみに、ガーディアンズがマイルズを指名するかどうかはわからないが――ジョシュはトレードでガーディアンズに移籍した――今年のドラフトで１～３巡目に持っている指名権は４つ。全体23位、58位、62位、93位だ。