メッツのイグレシアスはロースターに残ることができるのか。2年前に首位打者の二塁手が復帰目前
ニューヨーク・メッツは、すでにリーグ・チャンピオンシップ・シリーズ進出を決めている。そこで、サンディエゴ・パドレスとロサンゼルス・ドジャースのどちらかと対戦する。
メッツが勝ち上がってきた、ワイルドカード・シリーズとディビジョン・シリーズの計7試合とも、ホゼ・イグレシアスは、二塁手としてスターティング・ラインナップに名を連ねた。レギュラーシーズン最後の、21試合中18試合もそうだ。けれども、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズでは、違う選手が起用されるかもしれない。
ジェフ・マクニールの復帰が近づいている。マクニールは、9月6日の死球により、右手首を骨折した。その後のレギュラーシーズンは欠場し、ポストシーズンのロースターには入っていないが、ニューズデイのティム・ヒーリーらによると、10月11日と12日にアリゾナ・フォール・リーグの試合に出場するという。ナ・リーグのリーグ・チャンピオンシップ・シリーズは、10月13日に始まる。
アリゾナ・フォール・リーグでプレーするのは、基本的にはプロスペクトだが、実績のあるメジャーリーガーの「リハビリ出場」も、前例は皆無ではない。ポストシーズンのロースターは、シリーズごと(とシリーズ中に怪我人が出た場合)に入れ替えることができる。
今シーズン、二塁手としての先発出場は、マクニールが95試合、イグレシアスは57試合だ。マクニールは、ここ2シーズンこそ不振ながら、2年前に首位打者を獲得している。今シーズンも、後半に入ってから離脱するまでの41試合は、打率.289と出塁率.376、7本塁打を記録した。
もっとも、マクニールがロースターに加わっても、イグレシアスが外れることはなさそうだ。マクニールと入れ替わるのは、ルーキーのルイスアンヘル・アクーニャではないだろうか。
アクーニャは、ここまでの7試合中6試合に出場しているが、いずれも、途中出場だ。二塁の守備につき、イグレシアスが二塁から三塁へ移った。アクーニャが打席に立ったのは2度だけ。どちらも、三振を喫した。
マクニールが復帰した場合も、イグレシアスは、併用される可能性もある。マクニールは左打者、イグレシアスは右打者だ。マクニールは、外野を守ることもできる。
二塁以外の内野3ポジションは、一塁がピート・アロンゾ、遊撃がフランシスコ・リンドーア、三塁はマーク・ビエントスだ。アクーニャがいなくても、遊撃のバックアップには、イグレシアスがなり得る。
今年のポストシーズンにおけるイグレシアスについては、こちらで書いた。