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ドジャースのロバーツ監督は「勝ったチームがシリーズ突破の試合」で5勝2敗

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平とデーブ・ロバーツ監督 Sep 26, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 10月11日(日本時間12日)、ロサンゼルス・ドジャースとサンディエゴ・パドレスは、ディビジョン・シリーズの第5戦を行う。

 この試合に勝ったチームは、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズに進み、ニューヨーク・メッツと対戦する。この試合に負けたチームは、ポストシーズン敗退となる。

 デーブ・ロバーツは、2016年からドジャースの監督を務めている。ドジャースは、2013年以降、ポストシーズン進出を逃したことがない。ちなみに、前監督(2011~15年)は、ドン・マッティングリーだ。

 勝ったほうがシリーズ突破となる「ウィナー・テイク・オール(勝者総取り)」の試合で采配を振るのは、ロバーツにとって、今年のディビジョン・シリーズ第5戦が8度目。これまでの7試合は、5勝2敗だ。

 ワイルドカード・ゲームは、1試合で決着するので、シリーズではないが、「ウィナー・テイク・オール」という点は同じなので、ここに含めた。

筆者作成
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 2敗のうち、2017年のワールドシリーズ第7戦は、ダルビッシュ有(現パドレス)がドジャースの先発投手として投げ、2回表に0対5となったところで降板した。ダルビッシュは、これから始まる第5戦の先発マウンドに上がる。

 また、5勝のうち、2021年のワイルドカード・ゲームは、マイク・シールトが相手チームの指揮を執っていた。シールトは、2018年の途中から2021年までセントルイス・カーディナルスの監督を務めた。今シーズンから、パドレスで采配を振っている。

 カーディナルス監督時代のシールトは、「ウィナー・テイク・オール」の試合で1勝2敗だ。2019年のディビジョン・シリーズ第5戦に勝ち、2020年のワイルドカード・シリーズ第3戦と2021年のワイルドカード・ゲームに敗れている。

 この3試合中2試合、2019年のディビジョン・シリーズ第5戦と2020年のワイルドカード・シリーズ第3戦は、カーディナルスの先発投手としてジャック・フレアティ(現ドジャース)が投げた。どちらも、6イニング1失点。フレアティには、それぞれ、白星と黒星がついた。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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