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アルゼンチン人コーチが語る「日本代表、オランダ遠征の顔ぶれ、期待できそうですね」

林壮一ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属
岡崎と長友を欠く森保ジャパンは何を見せるか(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

 実兄のピチは、あのディエゴ・マラドーナと共にワールドユース東京大会(1979年)で世界一となった右ウイング。息子は、栃木SC所属のエスクデロ競飛王。

 自身は、元アルゼンチンユース代表&ビーチサッカーアルゼンチン代表であるセルヒオ・エスクデロ。

 昨年末から、川越市のフットサル場で自らスクールを始め、この程、埼玉県のジュニアユース、トリコロールFCのコーチとなった彼が、オランダに乗り込んだ日本代表について語った。

撮影:著者
撮影:著者

 9日にカメルーン、13日にコートジボワールとの試合を控えるサムライブルーのメンバーは次の通り。

GK 川島永嗣(ストラスブール)、シュミット・ダニエル(シント=トロイデン)、権田修一(ポルティモネンセ)

DF 吉田麻也(サンプドリア)、酒井宏樹(マルセイユ)、冨安健洋(ボローニャ)、植田直通(セルクル・ブルージュ)、室屋成(ハノーファー)、板倉滉(フローニンゲン)、菅原由勢(AZ)、安西幸輝(ポルティモネンセ)

MF 原口元気(ハノーファー)、柴崎岳(レガネス)、遠藤航(シュトゥットガルト)、南野拓実(リヴァプール)、鎌田大地(フランクフルト)、堂安律(アルミニア・ビーレフェルト)、伊東純也(ヘンク)、久保建英(ビジャレアル)、三好康児(アントワープ)、中山雄太(ズヴォレ)、

FW 大迫勇也(ブレーメン)、鈴木武蔵(ベールスホット)

撮影:著者
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 今回召集されたメンバーは、面白いですね。僕は非常にいいと思っています。ヨーロッパでサバイバルを経験している選手たちは、メンタルも技術も鍛えられていますから、何かを見せてくれそうですね。

 吉田、酒井、大迫は着実にキャリアを重ねていますし、冨安、南野、鎌田の成長も著しい。岡崎がケガで合流しなかったこともあって、FWの人数が少ない気はしますが、代表選手のリストを見ただけでワクワクします。

 こうやって、多くの日本人選手が海外でプレーする時代になったんだなと、感慨深いものがありますよ。

 乾貴士、中島翔哉というドリブラーが選ばれませんでしたが、原口元気を買ったのでしょう。まだ、ワールドカップ予選のメンバーを確定する訳ではないので、今回、この顔ぶれでアフリカ勢に挑んで、構成を考えるんでしょうね。

 

 今まで代表の柱だった人以上に、力をつけて来た若手がいるのなら世代交代も考える。が、そのタイミングをどうするのか? やはりJリーグよりはヨーロッパの方が厳しいしレベルも高いので、このメンバーで試してみよう、という森保監督の狙いが見えます。

 新型コロナウィルスが世界中に猛威をふるってしまったので、代表チームも休止状態でしたね。今回、A代表がいいサッカーを見せ、日本中のサポーターを勇気付けてほしいです。森保監督が、どんなサッカーを展開するのかに注目ですよ。本当に試合が楽しみです。

 カメルーン戦の放送は、今夜21時ですか。TVに噛り付いて見ますよ。

ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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