NHKの大河ドラマ「光る君へ」ゆかりの地「大津」で近江牛の鉄板焼きコースをいただきました!
NHKの大河ドラマ「光る君へ」の主人公である紫式部のゆかりの地、滋賀県大津市。全国に近江牛肉を広めた老舗の近江牛専門店「れすとらん 松喜屋 本店」で紫式部にちなんだ「紫式部近江牛御膳」をいただいたのでご紹介します。
紫式部近江牛御膳
「紫式部近江牛御膳」は、紫式部と平安貴族の生活様式や食文化をモチーフにした、コース仕立ての御膳です。時代背景を連想しながら楽しめる構成になっています。
コースの内容は以下の通りです。
・十二単のサラダ(フリルレタス、クリスタル、ラレシ、トレビス、赤たまねぎ、パプリカ、カイワレ、ミニトマト、冷しゃぶ、和風ドレッシング)
・三種盛り(イワシの南蛮漬け、養老豆腐氷見立て、近江牛の手毬寿司)
・蒸し物 松喜屋風空也蒸し
・焼魚 ビワマス バーニャカウダーソースがけ
・お吸い物
・近江牛ステーキ
・ご飯
・赤だし
・漬物
・デザート(自家製チーズケーキ、シャーベット、フルーツ)
コース料理のお値段はお肉の部位と重量によって変わります。
■極上サーロイン:
¥7,700 税込/50g ¥11,000 税込/100g ¥13,200 税込/150g
■特上サーロイン:
¥6,600 税込/50g ¥8,800 税込/100g ¥11,000 税込/150g
■モモ・バラ:
¥5,500 税込/50g ¥7,150 税込/100g ¥8,800 税込/150g
※税込み
こちらのコース料理はランチでもディナーでも同じ価格でいただけますが、ディナータイムはサーロイン2種のみで、モモ・バラはありません。また、1階のカウンター席ではなく2階にあるテーブル席での提供です。
ステーキカウンターは11メートルもあり日本最大級の大きさだそうです。また、通常の鉄板の厚さはは20ミリから25ミリのところ、こちらは30ミリもあり、お肉がおいしく焼けるそうです。
それではメニューの詳細をご紹介します。
・十二単のサラダ
フリルレタス、クリスタル、ラレシ、トレビス、赤たまねぎ、パプリカ、カイワレ、ミニトマトなどの具材の数が12種で十二単(じゅうにひとえ)にちなんでいます。和風ドレッシングでいただく冷しゃぶのサラダです。お肉はしなやかで和牛のうまっみがたっぷり。さすが!
・三種盛り
イワシの南蛮漬け、養老豆腐氷見立て、近江牛の手毬(てまり)寿司の3品。
イワシは、なんと紫式部の好物だったそうです。当時はイワシが庶民の食べ物であったので、位の高い紫式部はこっそり召し上がっていたのでしょうか?
物語に出てくる氷菓子に例えた養老豆腐にはお肉がのっていて、近江牛の手鞠寿司は、当時の手毬遊びを思い起こさせます。
・蒸し物 松喜屋風空也蒸し
すき焼きっぽい味にまとめた豆腐の茶碗蒸しです。けっこうたっぷり。
・焼魚 ビワマス バーニャカウダーソースがけ
玉手箱の中には、ビワマスのバーニャカウダソース。バーニャにはアンチョビ(イワシ)が使われています。添えられているのはネギ味噌で2通りの味わいが楽しめました。
・お吸い物
はなびら茸(たけ)と手鞠麩のとろみのある椀物です。おだしは和出汁でした。すだちがさわやか。
・近江牛ステーキ
取材でいただいたのは近江牛のロースの部位です。ひとりあたり50g。
味付けはシンプルに塩のみ。お肉のおいしさに対する自信の表れだと思いました。
好みの焼き方を聞かれますが、おすすめのミディアムでいただきました。通常サシの多いお肉はしっかり目に焼いてもらうのですが、近江牛は融点が低く、脂が重たく感じないので火を通し過ぎないほうがおいしい。
・ご飯・赤だし・漬物
ごはんは近江米ではなくあきたこまち系の平蔵米(へいぞうまい)だそうです。近江米は甘くておいしいお米なのですが、近江牛との相性を考えるとこちらが良いそう。
白くて四角いのは「泡塩」というもので、塩を昆布だしと合わせてゼラチンで固めたものです。これ全部で塩分が0.2gしかないため、たっぷりのせても味が濃くなりません。ふわふわとお肉に溶けておもしろい!
醤油をまぜたホースラディッシュもお好みで。香の物が柴漬けと大根の2種ついています。
・デザート
デザートは自家製チーズケーキ、シャーベット、フルーツの盛り合わせ。乳製品を固めた古代のスイーツ「蘇(そ)」をイメージ。コーヒーつきです。
おわりに
紫式部にちなんだ近江牛のコースはいかがでしたか?予約がベターですが予約なしでも伺えますので、お気軽に行ってみてください。
近江牛専門店 れすとらん 松喜屋 本店
滋賀県大津市唐橋町14-17
077-534-2901
公式ページ(外部リンク)
取材協力:近江牛専門店 れすとらん 松喜屋 本店