さつまいもは「芽が出ても捨てないで!!」八百屋からのお願い【そのワケとは】
こんにちは、八百屋歴10年の青髪のテツです。
さつまいもは秋が旬のイメージが強いですが、本当に甘くおいしくなってくるのは冬〜なんです。というのもさつまいもは収穫したてはおいしくないんです。収穫してから2〜3ヶ月貯蔵することで、でんぷんが糖に変化したり余分な水分が抜けて、濃厚な甘さのさつまいもになるんです。
そんなさつまいも、長持ちするイメージがあるので、購入してから結構な期間放置している人も多いのではないでしょうか。
長期間さつまいもを放置していると、徐々に芽が出てきます。そんな芽が出たさつまいもを捨てている方も多くいると思います。実はそれ間違っています。
そこで今回は「芽が出たさつまいもを捨ててはいけない理由」と「さつまいもが長持ちする保存方法」を紹介していきます。
芽が出たさつまいもを捨ててはいけない理由
芽が出たさつまいもを捨ててはいけない理由は、普通に食べることができるからです。なんなら伸びてきた芽も食べることができます。
じゃがいもの芽が有毒ということから、さつまいもの芽も毒があると考える方がいますが、それは間違っています。たしかにじゃがいもの芽には天然毒素であるソラニンやチャコニンが多く含まれているので、うっかり食べてしまうと腹痛や嘔吐などの症状が出る可能性があります。
しかし、さつまいもの芽に毒素はありません。筋をとって、アク抜きすれば芽自体も食べることができます。炒め物やきんぴらにして頂くとおいしいですよ。
ただ、芽が出てきたさつまいもは、さつまいもの養分を芽の成長に使ってしまうので、そのまま放置しているとどんどん食味が悪くなってしまいます。
また、いくらさつまいもが長持ちする野菜だからといって、長い期間放っておくと腐ってしまいます。芽が出たさつまいもは早めに食べ切りましょう。
さつまいもの保存方法
さつまいもは、寒さと湿気に弱い野菜です。真夏の暑い時期を除いて、基本的には冷蔵庫には入れずに常温の冷暗所で保存しましょう。
常温保存の手順を紹介します。
1.新聞紙につつむ
2.常温の冷暗所で保存
常温でさつまいもを保存する場合は、これだけでOKです
この方法で保存したさつまいもの保存期間はおよそ1ヶ月です。
さつまいもは、室温が16度を超えると発芽しはじめてしまうので、冷暗所など温度が高くなりにくい場所で保存しましょう。
さつまいもの保存まとめ
今回は「芽が出たさつまいもを捨ててはいけない理由」と「さつまいもが長持ちする保存方法」を紹介しました。
ぜひ今回紹介した保存方法を使って、さつまいもを捨てることなく最後まで食べて頂けると嬉しいです。
他にも「おいしいさつまいもの選び方」という記事を書いているので、気になる方は読んでみてくださいね。