【御殿場市】多くの文化施設や絶景が広がる二の岡地区 散策に疲れたら長閑な二の岡公園で一休み
明治時代、二の岡地区は『亜米利加村』と呼ばれ、多くの外国人が別荘を構える場所でした。
横浜に住んでいた英国人植物商バンディングが、高山植物の採取中に道に迷い、二の岡の農夫に道案内を頼んだところ、途中で立ち寄った二の岡神社を気に入り、二の岡に別荘を構えたそうです。
それををきっかけにして、知人の英国人や米国人らが続いて別荘地を形成しました。
裏箱根という立地、富士山の絶好の眺望、東海道線の沿線という好条件が総じて、元外務大臣松岡洋右、元日本銀行総裁井上準之助らが拠点を置き、昭和天皇の弟宮の秩父宮殿下もお住まいになりました。
そんな歴史的背景があり、地区内には秩父宮記念公園、東山旧岸邸、富士仏舎利塔平和公園、二岡神社といった歴史・文化的施設をが多く存在します。
景色も良く、秩父宮記念公園と富士山絶景の約5.4kmの道は、『美しい日本の歩きたくなる道500選』に選ばれています。
また、秩父宮記念公園をはじめとする東山観音堂、東山湖周辺、御東原道路沿い、平和公園には4月上旬から桜が咲き誇ります。
多くの著名人から愛されてきた、二の岡、東山の散策の足安めには長閑な『二の岡公園』がおすすめです。
とても広い公園なので、まだ道路で乗るには危ない小さな子の自転車練習場にもなっているみたいです。
複合遊具やブランコもあります。トイレもあるので安心。
気持ちの良い日差しの中、ゆったりと昔に思いを馳せている私の目の前を、自転車に乗った子どもたちが元気良く挨拶をして目の前を走り去っていきました。
二の岡神社:御殿場市二の岡一丁目3-1