ビジネスでも活躍、NFC付き本革仕様のスマホスタンドZenlet Cache 3.0
こんにちは、テックジャーナリストで兼業主夫のヒデです。やっぱり本革は違いますね。
以前スマートウォレットを紹介したZenlet社から本革のスマホスタンドが登場しました。MagSafeを利用したレザー系スタンドは多いものの、本革はなかなかありません。
内部にはお札数枚やレシート、名刺なども挟めるのでビジネスシーンにもってこいです。
さらに面白いのがこの製品自体にICチップを内蔵しているところ。NFCを使って特定のアプリを起動して動作させたり、電子名刺を相手に渡したりすることができます。
公式サイト
Zenlet
販売サイト
Zenlet Cache3.0
やはり本革はいい
スマホのアクセサリーには高耐久な合皮が使われることが多いですが、本革だとやはり別格の良さがあります。
手入れすることで愛着が湧きますし、経年変化が楽しめるのも天然製品ならではの利点です。
ビジネスシーンにおいても、使い込まれたレザー製品を持っていることが信頼感につながることがあります。スマホをテーブルに置いた際に、丁寧に手入れされたスマホスタンドが見えると「本革なんだ」と話題になるかもしれません。
スマホアクセサリーなのに長く使えて愛着が持てるのはいいですね。
シンプルなのに意外と多機能
外側は天然素材なのに、ちゃんと機能性も盛り込まれているところがテックレビュワー魂をくすぐります。
内部にはお札やレシートの他に2枚のRFIDカードを収納できるスキミング機能防止レイヤーを搭載。これによって数枚のカードを入れていても一番外側のカードのみタッチ操作が可能に。
MagSafeも強力なので、縦向き・横向きどちらでも安定して使えるのも基本をしっかり押さえて実用性を担保しているところです。
ICチップ内蔵は初?
私の知る限りでは、MagSafeスタンドにICチップが内蔵されている製品は他にないと思います。ケースを外すとスマホと接する内側の面にチップのマークが。
iPhoneではこれを上部のリーダーに当てることで名刺交換などができます。
ビジネスシーンでスタンドだけを名刺入れ代わりに使うのも良いかもしれません。内部に紙の名刺を数枚入れておき、通常時はNFCで名刺交換する、といった活用法もスマートです。こういった使い方をしたいときにも本革製品だという安心感がありますね。
名刺交換の他に、特定の機能を一発起動できるのも便利です。タイマーのほか、「何時の電車に乗って今から帰る、をメッセージで妻に送信」といった一連のアクションも一発で起動できます。
木村家ではこのアクションをiPhoneのショートかっとアプリで作成し、帰宅時に送ってもらって夕飯を作る目安にしているのですが、一旦アプリを開く手間があります。Cache3.0のNFC機能があればこの手間まで省いて、帰宅時にICをかざすだけで予測時間が送れて便利です。
ちなみに私はホームオートメーションの「すべてのカーテンを閉じて照明を消す」を設定しています。寝る時にホームアプリを起動するのがちょっと面倒だし、音声で操作するにも子供が寝ていると憚られるので重宝しています。
1点だけ残念なのはスタンドとしての構造?
1点だけ残念なのはスタンドとしての構造と強度かもしれません。MagSafeが強力なので剥がれ落ちる可能性はありませんが、スタンドとしての形を保つには一番外側にカードを入れておく必要があります。
同じような製品であるMOFTなどは三角形になるように作られているのでスタンドとしての安定性は確保されています。ただこれだと中にカードやお札を入れることはできないのでトレードオフの部分として仕方がないのかなとは思いました。
どちらを取るかは使用シーンを想像して選ぶと良いかと思います。
色は3色展開なので、おおよそどのスタイルにも合わせられてGOODです。個人的にはグリーンの色が非常に綺麗で気に入っています。冒頭に書いたような本革の経年変化を楽しみたいならブラウンを選ぶと良いでしょう。
最近知ったこのZenletというメーカーですが、同じように見えて他社とは一風変わった製品を作っていて面白いです。今後も製品リリースを楽しみにしていきたいと思います。