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財布はここまで進化した、Zenlet3スマートウォレットがかなり便利

木村ヒデノリテックジャーナリスト/兼業主夫

 こんにちは、テックジャーナリストで兼業主夫のヒデです。

 キャッシュレス化は進んでいますが、まだまだ現金も必要ですよね。ちょっとした時に現金を使えて、かつ両サイドに別々のICカードを入れられる、こういうお財布を待っていました。

私の記事ではYahoo!ニュースの規約に準ずる範囲で企業から製品の提供や貸し出しを受けて書いています。しかしながら、実際に使ってみて記事を書く基準に達していないと感じられた製品、また良いと思う点よりも大幅に悪い点が上回る製品に関しては全て返却して記事化を見送っています。企業からの報酬等も一切ありません。

いざという時に備えられる

 もうすでにほとんどキャッシュレスで支払っている、スマホがあるから大丈夫という方も多いかもしれません。私もほとんどアップルウォッチで支払っていますが、稀に充電切れなどに見舞われます。

カードと小銭、ちょっとした紙幣を入れられるZenlet3 Pro Max
カードと小銭、ちょっとした紙幣を入れられるZenlet3 Pro Max

 そんな時の保険としてスタイリッシュに持ち運べるのがZenlet3です。Zenletの財布はすでに3世代目でかなりの改良が加えられています。実際使ってもかなり便利だったので具体例も紹介していこうと思います。

ICカード2枚を使い分けられるのが良い

 Zenlet3は全部で4種類あり、そのうち2つが2枚のICカードを各サイドに入れられます。これが非常に便利でした。

Zenlet3 PlusとZenlet3 Pro Maxは2枚のICカードを収納可能
Zenlet3 PlusとZenlet3 Pro Maxは2枚のICカードを収納可能

 これまでのレザーの小銭入れだと、両サイドに入れていても反応しなかったりして、2枚のICカードが使えない。私の場合はSUICAとタイムズカーシェアのカードなんですが、いちいち取り出さなくてはならなくて不便でした。

本体の一番外側のカバー内にそれぞれICカードを収納できる
本体の一番外側のカバー内にそれぞれICカードを収納できる

 社員証でICを使う方も多いと思うのでここはメリットだと思います。また社員証用の表側が透明なオプションカバーもあるので、カードだけの人はこれを使っても良いかなと思います。

表側が見えるカバーもあるので用途によって選べて便利
表側が見えるカバーもあるので用途によって選べて便利

 他にも様々なカバーが用意され、用途によってマグネットで付け替えられるので、自分好みの財布にできるのも良い点です。

 特に自分として気に入ったのが革製パネルと本革製名刺ケースです。革製パネルは金属製よりも重厚感を出してくれますし、中にICカードも入れられます。名刺ケースはカバーのさらに上からマグネットでくっつくようになっているので、小銭入れと一緒に持ち歩けて便利です。

名刺ケースはカバーのさらに上からマグネットで接着するので一緒に持ち運べて便利
名刺ケースはカバーのさらに上からマグネットで接着するので一緒に持ち運べて便利

 いつもスーツの方は大丈夫だと思いますが、私のように私服で出回ることが多いと「あれ?名刺ケースどこいった!?」となりがちなのでかなり便利に感じました。

片面をレザーカバー、もう片面を名刺ケースにすると金属とレザーの組み合わせでより高級感が出る
片面をレザーカバー、もう片面を名刺ケースにすると金属とレザーの組み合わせでより高級感が出る

さらに高級感を出したい時の隕石オプションも

 今回は試せなかったが「メテオライト」という隕石を加工したカバーも存在します。これはロレックスなど高級時計にしばしば使われる素材で、見る人が見れば「おぉ!」と驚く仕様。

これらは今回手に取れなかったので、機会があれば見てみたい
これらは今回手に取れなかったので、機会があれば見てみたい

 財布にさらに高級感を持たせたい時には重宝するかもしれません。

あくまでキャッシュレスのサブとして持つのが最適か?

 少し気になったのは小銭が入る容量。少し多くても閉じられるのですが、隙間が開いてしまうことがありました。

 最初に紹介したくらいの量なら問題ないのですが、少し小銭が増えてくると閉じた時隙間が開いてしまいます。

 これでもしっかりと閉じているので小銭がこぼれ落ちることはないのですが、もう少し小銭の容量があると日本人としては使いやすいかもしれません。

 あくまでキャッシュレスのサブとして使うのが良いかもしれないと思いました。

追跡ツールが入れられるとなお良い

 この形状だとTileなどカード型の追跡ツールは入れられるのですが、Airtagは難しい状況でした。ですのでそこを重視したい方はカードのみ入れられるZenlet3 Plusを選ぶと良いかもしれません。

 ただ、かなりミニマルに仕上げられ、製品のクオリティは細部までピカイチです。

外箱も紙で作られていてさらに高級感がある
外箱も紙で作られていてさらに高級感がある

 デザイン性や実用性を考えるとここにAirtagをつけられるようにしてくれというのは無理難題のように思いますが、財布が追跡できないと自宅内でも困ることが多い(筆者が横着なだけかもしれませんが...笑)のでぜひそこは次モデルで考えてもらえたらさらに良いと思いました。

 もう一点、Zenlet3 とZenlet3 Plusはカードだけを入れる仕様なのですが、このバージョンに関しては首から掛けられる仕様になるとより良いと思いました。

 ただ、全体的にかなり完成度が高い製品なので、私は常用するようになっています。長財布に全てを入れるのではなく、一部こういう形で外に出しておくと便利なので無意識に不便を感じている人は検討しても良いのではないでしょうか。

オフィシャルサイト
ZENLET
製品サイト
Zenlet3

テックジャーナリスト/兼業主夫

バークリー音楽大学映画音楽作曲科卒。家事育児をしながらレビュー記事や動画を作っています。ガジェット好きが高じて築50年団地をスマートハウスにリノベ、沸騰ワード10で紹介されました。家事時短できる製品から育児に役立つハイテクおもちゃまで幅広く紹介していけたらと思っています。

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