タマスタ筑後で初の1軍戦! 3・10ロッテとのオープン戦で
ヤフオクドームの10分の1以下
サプライズ日程だ。
福岡ソフトバンクホークスの新しい挑戦である。
12月14日、来季のオープン戦日程がNPBから発表された。ソフトバンクは16試合が組まれたが、うち3月10日(土)のロッテ戦がファーム本拠地のタマホームスタジアム筑後(13:30開始、以下タマスタ筑後)で開催されることになった。同スタジアムで一軍戦が行われるのは初めてとなる。
来季開業3年目となるタマスタ筑後は収容人数3,113人。ヤフオクドーム(今季定員は38,585人)の10分の1にも満たない小さな球場である。その分だけ選手との距離が近いのが魅力。また、フィールドシートなども備わっており、迫力ある野球観戦が楽しめる仕様となっている。
自慢の育成拠点を全国にアピール
もちろん球団としてはヤフオクドームで開催する方が多くの売上が見込めることは間違いない。それでも、「筑後七国」をはじめとした福岡県南地域へのファンサービスはもちろん、ソフトバンクが誇る育成拠点の「HAWKSベースボールパーク筑後」を全国的にアピールする絶好の機会となる。
チケット発売日などの詳細はまだ発表されていないが、なかなかお目にかかることのできない機会であり、加えて初の試みとあればチケットのプラチナ化は必至だ。
佐賀では西武・辻、広島・緒方両監督の凱旋試合も
また、オープン戦の早い時期は九州で試合が組まれることが多いが、来季は珍しいカードが散見される。
3月3日(土)には西武対広島が佐賀・みどりの森県営球場で開催(13:00開始)される。西武の辻発彦監督と広島の緒方孝市監督はともに佐賀県出身。注目の集まる試合になりそうだ。翌4日(日)も長崎・ビッグNスタジアム(12:30開始)に場所を移して同カードが行われる。さらに6日(火)と7日(水)にはヤクルトと中日が宮崎アイビースタジアムで激突する(いずれも13:00開始)。