【家庭菜園】今から種まき!エンドウ豆は 絹さや⇒スナップエンドウ⇒エンドウ豆 と成長します
こんにちは、グロ子です。
みんな大好きエンドウ豆。
豆類は意外と栽培が簡単で、家庭菜園でも人気の野菜です。
豆の中でも特におススメしたいのがエンドウ豆。
今からが種まきシーズンとなります。
エンドウ豆は採り頃を調節することで、絹さややスナップエンドウとして食べることも可能ってご存じでした?
絹さやもスナップエンドウも、実は豆ごはんに入れる、あのエンドウ豆なんです。
まず最初は絹さや
豆よりさやを味わう絹さや。
さっと湯をくぐらせると鮮やかな緑色になるので、煮物の彩によく使われます。
エンドウ豆は花が咲き、花びらが萎んで落ちた時点でもう小さな豆が出来ています。
花びらが落ちてから10日~2週間くらいの間のエンドウ豆が絹さやです。
※日数は目安です。品種や気温で違ってきます。
上の写真は花が終わったところです。
既に小さな絹さやが出来ています。
萎んだ花殻がくっついたままの、エンドウ豆の種からできた絹さやです。
エンドウ豆の赤ちゃんなので、本来ならば豆を守る「さや」がまだ柔らか。
豆はまだまだ小さく存在感がありません。
その後に出来るのがスナップエンドウ
花びらが落ちてから20日~23日くらいまでのエンドウ豆はスナップエンドウとして収穫できます。
豆にそれなりの存在感が出てきてたものの、さやもまだ柔らかでシャキシャキしています。
茹でると豆とさやの食感が独特なスナップエンドウは、どの年代の人にもとても人気のある野菜です。
ということは…
絹さやを栽培し、収穫を遅めにすればスナップエンドウが採れ、スナップエンドウを栽培し、収穫を早めにすれば絹さやが楽しめます。
絹さやで収穫しようと思っていても、タイミングがずれて豆が育ってしまったらスナップエンドウになってしまうということです。
スナップエンドウは採り頃が難しく、さやがサクッと歯応えのいい時期はほんの数日で過ぎてしまいます。
最後はエンドウ豆になる
スナップエンドウを採り忘れると、豆のさやから柔らかさがなくなってしまいます。
こうなると茹でても筋が目立っておいしくありません。
スナップエンドウ用の種をまいていても、気温や日差しによってはさやに筋が目立って味が悪い年があります。
そんな時はそのまま中の豆が成長するまで栽培を続けてください。
豆が大きくなると、本来のエンドウ豆として収穫することができます。
エンドウ豆は冷凍保存もできるので、私は毎年大量に栽培しています。
種はどう選ぶべきか
絹さや、スナップエンドウ、エンドウ豆は別物として種が売られています。
もともと種苗会社は、プロの農家を買い手として品種改良を重ねています。
スナップエンドウならさやに筋が入りにくいものを、エンドウ豆なら大粒で揃った豆が収穫できるものをと研究されているのです。
それぞれに特化した種でも成長過程は同じなので、絹さや、スナップエンドウ、エンドウ豆の順番で成長します。
エンドウ豆は一株でもたくさん実がなるので、本来どの豆を食べたいかで種を選び、全部を収穫せずに他の状態に変化するのを楽しめばいいと思います。
私の経験では、エンドウ豆で種を選ぶと、スナップエンドウの採り頃が割と短くさやに筋が入りやすいものの、豆に存在感があって食べ応えがあります。
スナップエンドウの種でできたエンドウ豆は、粒が小粒で一鞘の豆の数が少なかったです。
でもとても豆が甘くてびっくりしました。
お友達にプレゼントしても大変よろこばれました。
一つの種で3回美味しい豆が収穫できる。
エンドウ豆の種は11月くらいまでがまき頃です
年が明けて、早春まきでもOK!
一株で絹さや、スナップエンドウ、と変化する、初夏の味覚エンドウ豆をぜひ育ててみてください。