【久留米市】久留米の観梅スポットの一つ。懐良親王のお手植えの「将軍梅」で有名な「宮ノ陣神社」。
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今回は、福岡県久留米市宮ノ陣に鎮座する「宮ノ陣神社(みやのじんじんじゃ)」をご紹介します。
宮ノ陣神社は、「日本三大合戦」の一つとして有名な「大保原の合戦(筑後川の戦い)」で、後醍醐天皇の皇子・征西将軍宮懐良親王が宮ノ陣に陣を張ったことが「宮ノ陣」の地名の由来とも言われています。
この言い伝えから明治21年に神殿を創建し、後征西将軍宮良成親王(懐良親王の甥)を祀ったのが宮ノ陣神社の始まりです。
のちに、明治44年に懐良親王の霊を合祀されました。
一の鳥居は100メートルほど少し離れたところにあります。
社頭には狛犬が設置されており、他の筑後型狛犬と違いここの狛犬は細身の型です。
祭神は、懐良親王(かねよししんのう)と良成親王(よしなりしんのう)となります。
脇にも梅の木がずらっと植えられ本殿に華を添えます。
観梅スポット!
宮ノ陣神社の境内に約100本の梅の木が植栽されています。
遊歩道には白梅や紅梅、枝垂れ梅などが並び観る人を魅了します。
毎年2月の観梅時期には多く人が訪れる観梅スポットです!
将軍梅(天然記念物)
征西将軍宮懐良親王は、念持仏である阿弥陀像をこの地に安置し、手向けに一株の紅梅(将軍梅)をお手植になり、百万遍の仏名を唱えられたとされています。
大保原の合戦に戦いで戦死した兵士は数千に及ぶとされ、菊池武光の弟武邦は追慕のあまり出家して、この梅樹のほとりに庵を結び、親王の念持仏に戦死者の冥福を祈ったという。これが宮ノ陣神社の側にある遍万寺だそうです。
年月を重ねた将軍梅は老樹となり枯死し、親木から「ひこばえ」が数回くりかえされ、7本が一団となって生じ、それぞれ大体外側に向かって生育しています。
久留米市内では最大級の梅の木とされ、昭和63年に市の天然記念物に指定されました。
将軍梅は遅咲きの梅なので、3月初旬頃から美しい紅梅が咲き誇ります。(※将軍梅は過去の画像になります。)
他にも境内には、大正天皇が皇太子の時に植樹された御手植えの松もあります。
駐車場
駐車場は神社入り口のすぐ側に3台ほどの駐車スペースを完備。駐車は無料です。
御朱印
宮ノ陣神社の御朱印は、福岡県久留米市諏訪野町にある諏訪神社で頒布しています。
梅・花見情報
訪れた(2024年2月1日)時には5〜6分咲きの状態でした。(現在は7~8分咲き)
中には満開の梅の木もありとても綺麗!
将軍梅の方はまだ蕾の状態。例年では3月中旬頃に将軍梅は見頃を迎えるようです。
これから更に赤色、白色、ピンク色に彩り溢れる梅花が楽しめるかと思います。開花状況はこちらをチェック→[開花状況]
【神社情報】
宮ノ陣神社
住所:福岡県久留米市宮ノ陣5-12-1
見ごろ:2月~3月初旬頃(将軍梅は3月初旬)
本数:将軍梅約7本、その他約100本
駐車場:3台(無料)