季節もすっかり春になり、街中に桜が咲き始めました。いよいよ本格的にお花見シーズンに突入ですね。春といえば、どのような風景を思い浮かべるでしょうか？

私は小川に沿って桜並木が満開となり、その傍らで菜の花が揺られている風景です。まさに童謡・春の小川で歌われているワンシーンではないでしょうか。

今回はそんな日本人の心の風景と言っても良い、「川沿いで菜の花と桜のコラボレーションが楽しめるお花見スポット」をご紹介します。

【天白区】天白川

天白川に沿って整備されている「天白川緑道」。お花見名所というよりは、近所の方の春の散策コースとして愛されています。原〜植田にかけて約170本ほどの桜がピンク色のトンネルを作っています。

菜の花と桜のコラボレーションが見られるのは、音聞橋の周辺。穏やかな春の小川へ寄り添うように、桜と菜の花のコラボレーションが広がります。黄色・ピンク・青の春らしい三重奏に癒されますね。

近くではユキヤナギと桜のコラボレーションが見られるポイントもあるので、ぜひ散策してみてください。

【岩倉市】五条川

愛知県を代表する桜名所「五条川」。約7.6kmにもわたって続く約1400本の桜並木は圧巻です。かなり広い五条川ですが、その中でぜひおすすめしたいのが、岩倉橋～昭和橋周辺です。

この区間には、川の水面ほど近くに遊歩道が整備され、春には桜並木の下をくぐる散策を楽しめます。周囲には菜の花もたくさん咲き誇り、パステルカラーが魅せるコラボレーションが見事です。

川の両岸から枝垂れるように咲く桜並木、小刻みに蛇行する川、幾重にも架けられている橋が相まって、鏡張りのピンクの絶景を満喫できますよ。

【瑞穂区】山崎川 四季の道

名古屋が誇る代表的な桜名所の一つ「山崎川 四季の道」。石川橋から落合橋の間、約2.5kmにわたって、山崎川の両岸に約600本のソメイヨシノが植えられており、3月下旬〜4月上旬にかけて満開を迎えます。

特徴は、蛇行する川の両岸を満たす、密度の高い桜並木。そんな桜には可愛らしい菜の花が寄り添い合います。ふんわりとした優しい色合いの花々と小川のせせらぎの共演は、まさに日本人の心の風景です。

桜の蜜を啄みにくるスズメやムクドリなどの姿にも癒されます。ぜひカメラを持って歩いてみてください。

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