濃厚な香りの虜…!100年以上の人気者がコラボした一六タルト「キャラメル」珈琲一杯では足りません
好きな分野におけるコラボレーション企画にはついつい目が向いてしまう私。SNSやネットニュースなどでも大々的に公表、告知されることも多いなぁと思う企業もあるかと思います。
中でも、今年の春に購入してから再びリピートしてしまったお菓子があるのです。それは、愛媛県を代表する老舗「一六本舗」さんと、駱駝色の小さな四角形に幸せが詰まったあのお菓子で有名な「森永製菓」さんの二社が出会ったお菓子。いずれも創業100年を優に超えるお菓子界の大御所ですね。
今回は、一六本舗さんより販売されている一六タルト「キャラメル」をご紹介。
個人的こちらのパッケージも大好きでして。通常の一六タルトのパッケージは中心に大きく一六タルトと縦書きにされており、表面にはあんこに加えられた代名詞ともいえる柚子や季節限定品はそれにまつわる食材が描かれております。
しかし今作は、まるでお馴染みの箱から飛び出してきたような森永ミルクキャラメルのロゴに惹かれないわけがなく。また、まるでロゴマークからキャラメルが一六タルトに向かって飛び出しているようなイラストもレトロ可愛い!
乳製品やオイルを加えず、卵、お砂糖、小麦粉のストレートな味わいで構成された繊細なロール生地。黄色、というよりは白っぽいクリーム色も大きな特徴のひとつですね。きめ細やかな生地に包んでいくのが、主役と言っても過言ではない森永ミルクキャラメルをイメージしたキャラメル餡。
焦がしたお砂糖とほんのりミルキーな深いコクが織り成す甘さは、馴染みのある香りと相まってほっと心安らぐテイスト。しかし、ロール生地のあっさりとした旨味が加わることによりいつもとは違う品もプラスされているような気がします。
また、白餡と小豆餡を混ぜたキャラメル餡の質感からも強い拘りがひしひしと伝わります。というのも、さらりとしたあんこではなく、非常に粘り気のあるキャラメル餡なのです!
ねっとりと濃厚なキャラメル餡は、口の中でゆっくり溶かしていくような固さを持ち合わせ、舌の上に伸ばしていくと程よく絡みつき口の中に留まってくれるのです。
小豆餡であれば若干くどいなと思うかもしれませんが、森永ミルクキャラメルをイメージしたあんことなれば話は別。むしろ大歓迎な余韻です。
原材料名には柚子果皮の記載がありましたが、残念ながら柚子の気配は眉間に皺寄せながら探索してもはっきりと見つけることができませんでした…それだけ王道の一六タルトが見事な柚子感を演出しているということなのでしょうね。
公式サイトには2025年3月まで販売予定とのこと。つい先月、先々月頃まではシングルオリジンの浅煎り珈琲を選びがちでしたが、今の時期恋しくなる深煎りや中煎りのブレンド珈琲との相性も抜群!
ちょっとカジュアルに、老舗の歴史をおやつにとりいれてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
<一六本舗・勝山本店>
公式サイト(外部リンク)
愛媛県松山市勝山町2-8-1
089-941-0016
9時~19時