【葛飾区】ソメイヨシノが咲き始め、鮮やかな陽光桜はあちこちで満開!水元公園の桜の開花状況
東京では3月29日にようやく桜(ソメイヨシノ)の開花宣言が行なわれ、いよいよ春本番となりました。都内有数の桜の名所、水元公園でもソメイヨシノが咲き始め、鮮やかなピンク色の陽光桜はいま満開になっています!現在の園内における桜の開花状況をお伝えします。
(写真はすべて2024年4月1日撮影)
豊かな水郷景観が広がる園内には、約760本ほどの桜が点在しており、時期によって見頃が異なる様々な品種の桜が彩りを添えています。
園内中央の「噴水広場」から、小合溜に架かる「水元大橋」を南に渡ると、橋のたもとには水元公園の広報物にしばしば登場する大きなソメイヨシノが立っています。こちらは現在咲き始め。枝のあちこちにほころびはじめたつぼみを付けており、数日のうちにどんどん咲き進むものと思われます。
水元大橋の南側には「花菖蒲園」が広がっています。こちらのエリアには鮮やかなピンク色の陽光桜があちこちに立っており、見頃を迎えています。
ソメイヨシノより少し早く咲き、濃いピンクの花を下向きに咲かせる陽光桜は、花付きが良くたいへん華やか。ソメイヨシノと同様に、葉が出る前に花が咲くため、明け方の雲のようなふんわりした眺めが見事です。
花菖蒲園の睡蓮池のほとりに立つ陽光桜は、池の水に映える姿が見応え抜群です。奥にはこぶしの花も咲いており、艶やかなピンクの陽光桜と白いこぶしの対比が絵になっています。花菖蒲園の西側に広がるヒガンバナの丘では、陽光桜と白いユキヤナギの競演が見られますよ。
水元大橋を北側に渡り、小合溜沿いにあるお食事処の「涼亭」の近くでは、水辺に咲くソメイヨシノが早くも美しい花を咲かせています。咲き始めに特有の白に近い花は、背後の水景色によく映え、水元公園らしい眺めになっています。
小合溜沿いの遊歩道を「メタセコイアの森」の方へ歩いていくと、こちらでも陽光桜が見頃になっています。水辺のごく近くに立っているため、はっと目を引くピンクの花と、水の青さの対比が見事です。
小合溜とポプラ並木の間にのびる水路のまわりには、ソメイヨシノの木々が立ち並んでいます。こちらでは清楚な白い花が、ニ、三分咲きになっています。蛇行する水路に華やかなソメイヨシノが映えるこの場所は、お花見の場所取りの競争率が高いエリア。水路のすぐそばにはテーブル付きのベンチもありますよ。
水路と小合溜の合流地点に架かるメガネ橋の近くには、チューリップが植えられた花壇があります。現在は赤いチューリップが咲き始めており、周囲を白いスノーフレークが彩っています。すぐそばの水辺で咲くグラデーションの桜(ジンダイアケボノと思われます)が、赤いチューリップに映えていました。
小合溜に沿ってのびるポプラ並木と駐車場の間の草地では、大きな山桜が満開になっています。横に張り出した長い枝には、真っ白な花がびっしり。白い屋根のような枝の下は、お花見を楽しむのに最適です。
メタセコイアの森の左にのびる遊歩道を歩いていくと、左手に「バーベキュー広場」があります。こちらに立つ陽光桜の木々は、圧巻の美しさ。鮮やかなピンク色の花がこんもりと咲き、巨大な綿菓子のような眺めになっています。バーベキュー広場には軽食等を販売する店舗も隣接しており、期間限定で桜のソフトクリームも販売されていますよ。
バーベキュー広場の東には、なだらかな草地の「中央広場」が広がっています。こちらの野外ステージの近くに立つソメイヨシノは、既に三、四部咲きになっています。
ここから南に広がるメタセコイアの森を見ると、華やかな桜と円錐形の木々のシルエットが対照的。水元公園らしい、絵になる景色です。
今が見頃の陽光桜や、どんどん咲き進むソメイヨシノを見に、水元公園へ足を運んでみてくださいね。広大な園内のあちこちに桜の見どころがあるため、歩きやすい靴で訪れることをおすすめします!
名称: 都立水元公園
所在地: 東京都葛飾区水元公園
開園時間: 常時開園
入園料: 無料
アクセス: JR金町駅から京成バス 戸ヶ崎操車場行き(金61)または西水元三丁目行き(金62)で「水元公園」下車、徒歩約7分/JR金町駅から「水元公園循環バス(金63)」で「ポプラ並木」下車 徒歩約1分(土・日・祝のみ運行/運行期間3月1日~11月30日)
水元公園HP: https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index041.html