突然、頭の中にかつ丼が浮かんできてどうしても食べたくなった。それもおそば屋さんのかつ丼が食べたい。

かつ丼といってもソースかつ丼などいろいろなスタイルがありますが、つゆでトンカツを煮て玉子でとじたかつ丼のルーツは、早稲田大学の近くにあった「三朝庵」というおそば屋さんと言われています。

向かったのは緑が丘商店街（緑が丘3条3丁目）のグリーンプラザの１階にあるおそば屋さん『そば処一茶』。

緑が丘商店街には共用の駐車場がありますが、ご近所のシルバードライバーは当たり前のように入口前の通路に車を停めます。

毎週金土日曜日には、『そば処一茶』のお店の前では天ぷらや焼きそばなどのお惣菜の販売をしていて、これを目当てに次から次へとお客さんが来ていました。

店内のテーブル席に着き、注文したのはもちろんかつ丼です。

そばとのセットもありますが、この日はかつ丼に集中したかったので単品を注文。

ちなみに前回来た時に頂いたのは「山菜なめこそば」です。

しばらくして出てきたかつ丼は、お味噌汁と鮮やかな黄色い沢庵、そしてほうじ茶という完ぺきな布陣。

しっかりと沸かし直されたお味噌汁はアツアツで表面が泡立っています。

先ほども書きましたが、かつ丼といっても調理法や味付けはさまざま。玉子でとじたかつ丼も、玉ねぎの他にシイタケやタケノコが使われていたり、上に三つ葉や刻みのりがのせられていたり、そして玉子の量や半熟具合もお店によって違います。

『そば処一茶』のかつ丼は、筆者が食べたかったかつ丼そのもの！

しっかりと厚みのあるかつを口の中に入れると、衣からタレの旨味とダシの香りが染み出してきます。

おそば屋さんのかつ丼が美味しいのは、丁寧に取った出汁とかえしでかつを煮てとじているから。

やっぱりかつ丼はおそば屋さんのに限りますね。