私は夏はもっぱら下駄で過ごしています。素足で下駄を履くと、すがすがしく気持ち良いので、もうサンダル履きには戻れません！

長野市内でも下駄屋さんは非常に数少なく、西鶴賀町で営んでいる「トヨダ屋履物店」は下駄ユーザーにとって貴重な存在です。

長野市権堂イーストプラザのすぐ近く、東側の通りにあります。お店のウインドウから中の様子がよく見えて、初めてでも入りやすい雰囲気。

下駄の「台」の部分だけでも、焼きのものや白木など、さまざまあります。焼きのものは、汚れが目立たないので素足でも履けますので夏向きです。

「しころ張り」の台。足が滑りにくく、汚れが付いたら、かたく絞った雑巾でふき取ることができて、店主さんお薦めだそうです。

鼻緒はざっと300～400種あるそうで、お好みの台と組み合わせれば、自分だけの下駄が出来上がります。柄だけでなく生地の素材も綿や絹などさまざま。

何と一本歯の下駄も販売。弁慶の高下駄や、修験者に履かれていたことで知られている一本歯の下駄。（こんな下駄で歩けるのだろうか……？）と驚いていたら、一本歯の下駄を履くことでバランスをとるので、体幹強化の目的で履く方もいるそうです。これを履きこなしたら、確かにバランス感覚が研ぎ澄まされそうです。