【札幌市中央区&北区】札幌に久しぶりに戻り、駅でニシンそば!そして北海道の魂は昆布にありと確信!
数日前、10日ぶり、さらにその前2日挟んで10月半ばから続いていたツアーが終わり、久しぶりにゆっくり北海道に帰ってきました。この後はもちろんツアーもありますが、北海道の冬のツアーとなりますので、2月いっぱいまでは自宅からの通勤となりほっとしています、
そして、何はともあれ、北海道に帰ってきて真っ先に食べたのが、ニシンそば!もちろん駅構内です!帰宅より先にそば!
実は、京都で。。。
実はツアー中、京都でニシンを食べました。京都駅構内のお店です。一見みてわかるようにツユの色が薄いのですがこれは薄いだけではなく、関東や北海道のようにかえしを使わないで、直接出汁や醤油、みりんを入れている場合も多いらしいのですが、それなんでしょうか?
よく言えば、ツユの各素材の個性が混ざらずすっきりしているともいえますが、やはり道民としては、濃口醤油にみりんなどを入れて熟成させたかえしを使ったお蕎麦が食べたくなるでしょう!
そして、だしが、うおーっと思うくらいカツオが強い!カツオは好きですが、あくまでも昆布とのハーモニーではないかと思うのです!道民の昆布好き、というか昆布だし好きは、北海道が産地ですから当たり前ですが、とても強いですからね。ヨード不足にはなりません!
京都のニシンそばは、あまり昆布の香りがせず、カツオ節が西日本に多い荒節なのか、かなり風味が強く血合由来なのか?うっすら酸味すら感じます。おいしいのは間違いない。でも道民からすると、うーんこれはニシンそばなのか?と感じてしまいました。
もちろんニシンそばは関西でできたものですが、北海道でも北海道スタイルのニシンそばが普及しているから、ちょっと違和感を感じたわけなのです。
そして身欠ニシンそのものは北海道から来た可能性が高くきちんとしていましたが(あふれる地元愛)、ツユの中でカツオ節とニシンから出た風味がバッティングしてしまい、少しうーーーんと思ったのでした。
これはニシンと昆布が北前船で北海道から運ばれる貴重品だった一方、高知や和歌山などから大量に良質のカツオが入ってくる関西の風土の歴史から形成された好みかもしれません。悪くはないけど、私にはちょっと違うという感じがしてしまったのでした。ごめんなさい、つるつるのそばも残してしまった。
というわけで、エアポートから降りると真っ先に北海道の昆布強めのニシンそばを食べたのです。
あら?
喜び勇んで、いつものように立ち食いそば処弁菜亭に向かうと閉まってる!
降り立った5.6番線(第3ホーム)のスタンドです。
なるほど、営業時間が変わったのですね。問題ない、第4ホーム(7.8番線)に向かうまで!
こちらは、キラキラ営業中!さすが長距離列車のメインホームです。
私の気持ちを知るかのような、おすすめ!
おお、ニシンそばは京都とは別に、というかそれ以前にローカルフードとして先に定着したいたのかも知れない!
そしてカウンターの中には、かえし、と書かれた大きな容器も発見して嬉しくなります。
ニシンそば、きたる。
これこれこれこれ!
もう色からして醤油とツユの旨みを感じられる北海道のそば!
まずツユから、ぐーっと行きます!
これこれこれこれ!
昆布の強い旨み!それがカツオ節やかえしの風味をまろやかに深くラッピング!
ああ、私はこの一口に飢えていました。
一味投入!
そして一味投入!七味ではなく一味のずんとくる味が良い!北海道は一味が多いですね。昆布ダシの上に成り立つ深くてシンプルな味にアクセントをつけてくれます!
そしてそば自体も、北海道のものは甘味、粘り気が強いものだそうです。
これがまたよくダシを吸い込む!
味覚の考察。
これは京都なんですが、一味ではなく七味。唐辛子にかなりの黒胡麻白胡麻、陳皮、けしの実などが入り複雑で優しい味わい。さらに山椒も置いていたので入れる人がいるのかもしれません。
こう考えると京都の味覚の本質は、多彩な香りを使うことなのかも知れませんね。
北海道はそうではなく、昆布の深い風味を基本に素朴でインパクトのある【旨味】を好むかもしれません。
余談ですが、実はここに、北海道の例えばコーヒーの好みが最終的なスペシャルティコーヒーの酸味と香りの強い流れにいかないで、深さとまろやかさが主体のドリップコーヒー(プアオーバー)を選ぶ理由になっている気がするのです。
ある函館の友人が、札幌の美味しいコーヒーを飲んだ時、味噌汁の昆布ダシのように美味しいと行ったのを聞いて感じたことです。
完食!
北斗、そしてライラックを見送りながらあっという間に完食だい!
やはり道民の好みのそばは、まず昆布だ!
また北海道あちこちのそばスタンド巡ります!