【京都市】右京区 時代劇ロケ地としても聖地である『大覚寺』の「大沢池」と圧巻の桜♪
有名なテレビ時代劇ドラマや映画などのエンドロールに上がるロケ地としてよく目にする場所、それは『大覚寺』さんです。
『大覚寺』さんの境内などでも撮影は頻繁に行われていますが、その中でも『大沢池』での格闘シーンなどは誰でも一度は目にしたことがあると思います。
『大覚寺』さんは「旧嵯峨御所大覚寺門跡」が正式名、山号は嵯峨山。本尊は不動明王を中心とする五大明王で、国の重要文化財でもあります。
『大覚寺』さんは、撮影所や映画やメディア関係会社、美術装飾の老舗会社である「高津商会」本社などがある『太秦』からも近く、竹林や渡月橋、大堰川など京都らしい風情が人気の観光地である「嵐山」からも近いので参拝する人が絶えません。
時代劇などのドラマや映画でよく見る『大覚寺』さんの「大沢池」。
もう、何人の俳優さんたちがこの池に飛び込み、演技をしたことでしょうか…
『大沢池』には、ソメイヨシノやヤマザクラなど約500本が植えられ、例年3月下旬から4月上旬に見頃を迎えます。
『大覚寺』の東に位置し、周囲約1kmの日本最古の人工の林泉(林や泉水などのある庭園)です。
また、真言宗大覚寺大本山である『大覚寺』さんには鳥居がありました。こちらの場所も時代劇でよく登場しますね!
五社明神
◇ごしゃみょうじん◇
伊勢外宮 豊受皇大神
伊勢内宮 天照皇大神
八幡宮 應神天皇
春日宮 天津兒屋根命
住吉宮 底筒男命 表筒男命
中筒男命 神功皇后
離宮嵯峨院の鎮守であり、弘法大師が勧請したと伝わる
神仏習合なのでしょうね、弘法大師空海さんが勧請されたとは感慨深いです!
非常に風情のあるシーンにもってこいの場所です。不思議な心地よいエネルギーが感じられる場所でもあります。
嵯峨天皇が『大沢池』にて、中秋の名月に舟を浮かべ、文化人・貴族の方々と遊ばれたことから始まった「観月の夕べ」も有名ですね。
『大沢池』の周りには数多くのお堂があります。
私の大好きな『聖天堂』(歓喜天)もありました!聖天さん(歓喜天)と十一面観音菩薩を祀っておられるそうです。秘仏です。
望雲亭西側に建っていたが、昭和37年頃に現在地に移築されたそう。
昭和42年(1967)、嵯峨天皇心経写経1150年を記念して建立された綺麗な朱色が目を引く「心経宝塔」。
基壇内部に「如意宝珠」を納めた真珠の小塔を安置、宝塔内部には秘鍵(弘法)大師尊像を祀られています。
ほかにも、大日堂、閼伽堂(弘法大師空海さんが自ら井戸を掘った)、護摩堂などあります。
私がとってもほっこりさせてもらった場所がこちらの愛らしい石仏さんたち。
椿の花に囲まれてとっても幸せそうなお顔をされています。
中には、木に囲まれた石仏さんや半分地面に入ってしまっている石仏さんもいらっしゃいました。
古いもので平安時代後期作のがあるそう!すごいですね〜
菅原道真公を御祭神として祀る「天神社」。道真公自身が『大覚寺』の俗別当(俗人の身分のまま寺院を統括する責任者)を務められたと伝えられているそうです。
長い歴史を感じさせてくれる場所です。
また『大沢池』の北側にある「梅林」には約150本の梅が植えられ、例年3月上旬から3月中旬に見頃を迎えるそうです!
『大沢池』は日本最古の庭池で、嵯峨天皇が810年に造営された離宮「嵯峨院」の苑池の一部です。
池の中に「天神島」「菊ヶ島」の二つの島もありました。
嵯峨天皇と弘法大師空海さんは深いつながりがありました。
そのことについては、過去記事をご参照くださいませ→ 「時代劇」の撮影聖地『大覚寺』で特別展「心経写経と大覚寺」開催中♪
「嵯峨天皇詠碑」には「与海公飲茶送帰山一首」とあります。
嵯峨天皇が、久しぶりに空海と歓談し、高野山に帰る空海をいつまでも見送る情景を詠ったそうです。
「大沢池」の北方に「名古曽の滝」の跡があり、そこで藤原公任は「滝の音の絶えて久しくなりぬれど名こそ流れて」を詠んだと伝わるそう。奈良国立文化財研究所による発掘調査で、中世の遣水が発見されたそうですよ!
『大沢池』散策マップで見るだけでも見所が満載!四季折々の景色が楽しめる池の周りは、本当によい散策道になってます。
「望雲亭」は大沢池南西畔にある大沢池の畔の茶室です。裏千家の肝いりで広間小間水屋を備えているそう。
こちらの桜も本当に素晴らしく、見ているだけでホッコリさせていただきました。
「時代劇」のロケ聖地である「大覚寺」さんの『大沢池』は見所満載!
桜が綺麗な今、ぜひ訪れてみてください〜♪
大覚寺
住所:京都府京都市右京区嵯峨大覚寺門前六道町
電話: 075-871-0071